インターハイの余韻の中でインターハイの思い出を振り返る①
インターハイが終わり、パリ五輪の新体操も個人総合は昨日終わりましたね。
それでも、まだまだ今夜は五輪の団体決勝ですし、来週末にはクラブ選手権や井原カップ。
そして月末にはいよいよ全日本インカレ、その1週間後には男子クラブ選手権および全日本社会人大会。
まだまだ「新体操の夏」は続きますね~
今回のインターハイ、観客席でとても楽しく観戦できました。
北九州総合体育館は、大きさもほどよくてそんなに前のほうの席ではなくてもよく見えましたし、男子側にしても女子フロアの演技も見えるし、逆に女子側からでも男子フロアの演技も見える、とても見やすい会場でした。
ふと。
いつから私はインターハイ見てるんだっけ?
と思い、記憶と記録を振り返ってみました。よかったらどうぞ。<敬称略です。すみません>
●2000年岐阜インターハイ⇒当時、東京に住んでいたので、実家(熊本)に里帰りついでという名目で、岐阜でインターハイを初観戦。
この年、高校1年生で山崎ひとみ(八王子高校)と吉田友子(森村学園高校)がいて、その2人が見たくて行きました。なにを隠そう、私が新体操にドはまりしたのは、この2人のジュニア時代の演技を見たからなんです。当時はジュニアまでで新体操をやめてしまう選手が多く、2人ももう見納めなのかな? と思っていたのに、高校生になってからも続けてくれたので嬉しくてインターハイも見に行ってしまったのでした。そして、この年は、ひとみちゃん1位、友ちゃん3位でした。団体は川口市立県陽高校が優勝、藤村女子が2位。このころはこの2校プラス佐賀女子が3強でした。このときの東京から岐阜への移動が人生初の夜行バス体験でした。ちなみにこの年の男子は青森山田が優勝、個人は石田将(光明学園相模原高校)が優勝しています。この年の女子個人に出場していた横山玲奈(名古屋女子大学高校)の演技のとき、ほぼ地元の選手、しかも素晴らしい演技だったので、会場が揺れるような大声援、大喝采だったのが印象的でした。あと、この時の会場での整理がすばらしくて、当時は横行していた「物による席とり」を徹底的に排除していて、私は競技が始まってから到着したのですが、物だけが置いてある席にもどんどん係の人が座らせてくれたので、すぐに座ることができました。
●2001年熊本インターハイ⇒なんと!地元・熊本(とはいえ熊本市内ではなく芦北町)での開催だったので、里帰りということで堂々と見に行けました。ここの体育館は狭くて、男女2面敷くと本当にギリギリ。観客席も少なくて、本来はステージになっているところにも観客席を設けて満員御礼での開催でした。実家から車で1時間足らずで行ける会場だったので日帰りで2日間とも行きました。たしかここは体育館内にサブ会場がなくアップから本番の間に体が冷えて大変だったと聞いています。この年は、女子個人総合は吉田友子が優勝、2位には地元熊本県の林芳江(大津高校)が入りました。団体は、佐賀女子が優勝、川口市立県陽が2位、藤村女子が3位でした。ちなみに男子は、地元熊本の水俣高校が優勝。水俣高校は1996~1999年に4連覇をしていたのですが、2000年に陥落、2大会ぶりの優勝でした。男子個人では優勝は阿部公則(埼玉栄高校)ですが、2位に野田光太郎(名城大学附属高校)が入っています。のちに花園大学で個人選手で活躍し、花園大学の監督も務めた方です。
●2002年茨城インターハイ⇒ひとみちゃん、友ちゃんのラストインターハイということで、当時の観戦仲間の車で前日夜中に東京を出発、たしか夜中の3時ころに会場についたのですが、すでに並んでいる人達がいてそのまま外に並びました(野宿!!!)。今は、会場前に並ぶことはかなり制限されていますが、当時はかなり野放図でした。個人総合では山崎ひとみが優勝、吉田友子が2位、浦谷郁子(中村学園女子高校)が3位でした。団体は、佐賀女子が連覇しましたが、2位に名古屋女子大学高校、3位が聖カタリナ女子と川口市立県陽が同点というちょっと画期的な年でした。男子団体は、水俣高校が連覇、2位が神埼清明(中山監督になって初)、3位が青森山田(荒川栄監督の初陣)でした。男子個人で優勝したのは、須川景太(鹿児島実業高校)。コミカル演技で鹿実が大ブレイクする直前のことでした(当時すでにちょろっとコミカル始まってました)。この年は、個人演技を終えて会場を出たらすでに翌日の団体競技の観客の列が外にできていたので、そのままそこに並んだのはいい(?)思い出です。
●2003年長崎インターハイ⇒この年は、観戦行けず。女子個人は、浦谷郁子が優勝。男子個人は前年2位だった岡晃平(神埼清明高校)が優勝。女子団体は、名古屋女子大学高校が初優勝! 2位は別府鶴見丘。男子は小林工業(小林秀峰の前身)が優勝、2位が神埼清明、3位に清風高校が入っていました。
●2004年広島インターハイ⇒この年も、現地観戦かなわず。当時はインハイTVもなかった、ライブリザルトもなかったので、ただただ風の便りで流れてくる結果を待っていました。この年の女子個人は、2009年の世界選手権にも出場することになる井上実美(文京学院大学高校)が優勝。女子団体は前年2位の別府鶴見丘が初優勝!佐賀女が2位、当時兵庫県の雄だった宝塚北高校が3位でした。男子個人は田中透(光明学園相模原)が優勝。3位には大舌俊平(精研高校)が入っていて、これが今の井原(当時は精研)のインターハイでの団体個人あわせて初ベスト3入り。
●2005年千葉インターハイ⇒東京に住んでいたものの、会場だった千葉ポートアリーナはなかなかに遠くて、たしか会場についたのは競技始まってからだったような。ポートアリーナは広くてさすがに座席がないという心配はしてなかったのでそんなギリギリでの到着でした。この年の女子団体はリボン×5でしたが、空前絶後のミスの多い試合でした。ほとんどのチームがミス、それも修復に時間のかかるミスが多く、「リボン団体」の恐ろしさを思い知らされた大会でした。優勝したのは3年ぶりの佐賀女子。2位が別府鶴見丘、3位が星野。そして女子個人では高校1年生の庄司七瀬(山形北高校)が優勝し、ここから連覇が始まります。男子団体はついにきました、精研高校が初優勝! ちなみにこの年は、岡山国体が開催され、岡山県は新体操少年の部で優勝しています。そして、今では表彰台常連の恵庭南高校もこの年2位になり、初の台のりを果たしました。男子個人では、藤田朋輝(盛岡市立高校)と北村将嗣(市立紫野高校)が同点優勝しました。
<続きます。>
※今年のインターハイの演技、すでに「インハイTV」でアーカイブ公開されています!※
↓ こちらがアーカイブです、(個人、団体とも公開中)
https://inhightv.sportsbull.jp/competition/2
※インハイTVの画面上からDVDの申し込みもできます。