WCバクー大会初日、日本勢が健闘!

アゼルバイジャンのバクーで4月19日から開催されているWCバクー大会、1日目は個人総合前半種目と団体総合「フープ×5」が行われ、日本からは個人に松坂玲奈選手、団体にはフェアリーJAPANが出場している。

1日目、松坂選手の試技はフープから始まった。国際大会は数多く経験している松坂選手だが、じつは「ワールドカップ」は初戦。その緊張からかやや慎重になっているような印象もあったが、しっ-かりミスなく演技をまとめ、31.500。続くボールではかなり緊張がとけたようで、この大舞台を楽しんでいるような生き生きとした、そして独自性のある演技をのびやかに決めて、32.150をマーク。2種目合計で暫定15位につけた。

松坂選手の健闘で幸先のよいスタートとなった日本。

団体競技に出場したフェアリーJAPANも大きなミスなく、演技をまとめ35.000。十分高い得点ではあったが、イタリア、スペイン、ブルガリア、中国など他国も五輪に向けて演技を磨いてきており、高得点の応酬となり、日本は7位。それでも4位ブルガリア、5位中国、6位ウクライナ、7位日本が1点以内の差でひしめいており、「リボン&ボール」次第で順位は変動しそうだ。日本にとっては、大きなチャンス! 攻めるしかない! と開き直って「リボン&ボール」に挑んでほしい。

1日目の「フープ×5」は、得点を見ればかなりハイレベルではあるが、どの国も連戦の疲れもあるのか、動きはかなりばらついていた。身体難度の入りも、終わりもバラバラなチームも多く、得点ほどよい出来映えだったチームは少なかったように思う。そんな中で、最後に登場したアゼルバイジャンは圧倒的な一体感があり、1つの作品として観客を引き込む演技を見せた。結果3位という大健闘だったが、納得のいく評価だった。

日本も、3月に国内で見たときには、難度のばらつきはやや目立っていたが、交換や連係の精度が上がってきたためか、ここにきて日本らしい、よく揃った動きは目立っていた。「リボン&ボール」は、ミスの出やすい種目で、日本もこのところの大会では苦い思いをしているが、もともとは「フープ×5」以上に仕上がっていた種目だ。自信をもって、自分たちのできる最大限を発揮できさえすれば、高い評価もきっとついてくる。

2日目も、そしてすでに「フープ×5」での決勝進出が決まっている3日目も、のびのびと挑戦してほしい。

※フェアリーJAPAN過去記事

http://gymlove.net/rgl/topics/report/2024/04/11/post-838/

大会2日目は、松坂選手の出場するグループBの演技開始が日本時間の17時から。

団体はおそらく23時過ぎからになりそうだ。

※1日目は以下のリンクからライブ配信も見られました。(今日見られるかは確認できていません)

https://www.canlitv.vin/idmantv-canli?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0iilTuyoxRorjGuVKpAVCOBgpCOvOk0ayZXAewRbPR2maMRtSjysaKbUU_aem_AZcsdZ8n3-I7FTrwj_Ju-IMgOukbBFagVNeM28fYnTQsFkouikjTY9egFpYKx3bVkEGbX2TXbTHgIm79j3xSNWYj