フェアリーJAPAN、団体総合6位、2種目で決勝進出!~WCバクー大会

残念ながらライストは見られなかったのだが、WCバクー大会2日目、フェアリーJAPANは、「リボン&ボール」でも本来の演技ができたようで、32.700で4位。

メダルは逃したものの、優勝したスペインでも33.700と1点しか差がない。2位イタリア、3位中国だが、中国との差はわずか0.050。かなり上位に肉薄した結果と言えるだろう。

この結果、1日目の「フープ×5」での7位から順位をひとつあげて、団体総合6位となった。

また、今回は、両種目とも種目別決勝に残っており、大会3日目の決勝にも期待がかかる。

いや、期待なんてどうでもよいのだ。アジアシニア選手権直前のこの大会で、選手たちが少しでも自信をつけてくれれば。

おそらく悔しさや絶望に苛まれただろう1週間前のソフィア大会のマイナスイメージを払しょくし、本来、彼女たちがもっている明るさや伸びやかさを取り戻した演技が決勝でもできればそれがなによりなのだ。

決勝は、FIGの公式チャンネルによるライブ配信(有料)もあるようだ。

https://www.figtv.sport/livestream/s-baku-rhythmic-world-cup-series-29c4v

団体種目別決勝「フープ×5」は、日本時間で18時ころから、「リボン&ボール」は、21時ころからの競技開始となる。

※ライブリザルトは、こちら⇒ https://results.smartscoring.com/

 

なお、個人総合に出場していた松坂玲奈選手は、2日目のクラブ、リボンともノーミス。松坂選手らしさにあふれる演技を生き生きと演じ切り、躍動した。

リボン以外は30点台にのせ、クラブは種目別決勝まであと一歩の9位(決勝のリザーブ1)。個人総合順位は15位で終了した。

決勝や表彰台には届かなかったが、なにせパリ五輪で優勝争いを演じそうな選手たちがゴロゴロ出場している大会での15位はお見事! と言ってよい成績だと思う。

近年は国際大会にも数多く出場してきた松坂選手だが、世界のトップ選手たちのエントリーも多いワールドカップへの出場は、今回が初だった。

どれほど緊張してもおかしくない「初のワールドカップ」という舞台で、まるで「ここに来るために今までやってきた!」と言わんばかりのはつらつとした演技ができる。

松坂選手そのメンタルの強さに感服させられた今大会だった。

この大会で得たものをしっかりと持って、5月2日からのアジアシニア選手権へと臨んでほしい。