フェアリーJAPAN、Fellbach-Schmiden大会(ドイツ)で3つの金メダルを獲得!

いよいよ五輪イヤーが開幕した。

8月に開催されるパリ五輪に向けて、出場権争いもいよいよ佳境を迎える。

昨年までに五輪出場を決めきれていないフェアリーJAPANにとってはまさにここからが正念場。

その初戦となるFellbach-Schmiden大会が3月2~3日、ドイツのシュツットガルトで行われた。

フェアリーJAPANは、この大会で団体総合、種目別と合わせて3つの金メダルを獲得した。

すでに日本体操協会の公式サイトには、強化本部による詳細なレポートも載っているのでぜひこちらを見てもらいたい。

※  ↓   日本体操協会の大会レポート

https://www.jpn-gym.or.jp/rhythmic/event/36630/

また、日本体操協会の公式サイトに、五輪出場資格についてわかりやすくまとめたものが公開されているので、こちらも参照してほしい。

※  ↓ パリ五輪出場資格について

https://www.jpn-gym.or.jp/topics/31987/

日本がパリ五輪に出場するためには、この「大陸枠」の「アジア枠(1)」を狙うしかない。

それが決まるのは、2024年5月にタシケント(ウズベキスタン)で開催される「アジアシニア新体操選手権」。

開催国であるウズベキスタンももちろん、五輪出場を目指して必死、さらにカザフスタン、アゼルバイジャン、韓国など、アジアからは中国以外はまだ出場権を獲得できていないため、どこも猛烈に追い上げてきている。

そんな中で日本がアジアナンバーワンになり、五輪へと駒を進めるためには、アジアシニア本番での演技が最重要なことはもちろんだが、これからアジアシニアまでの国際大会で「やはり日本が強い!」と印象づけることもおおいに重要となってくる。

現時点で、今後、フェアリーJAPANの出場が予定されているのは、

●3月22~24日:WCパライオファリオ大会(ギリシア)

●3月30~31日:ティエグランプリ(フランス)

●4月12~14日:WCソフィア大会(ブルガリア)

●4月19~21日:WCバクー大会(アゼルバイジャン)

これらひとつひとつの大会がパリ五輪への試金石となる。

そのスタートとなる今回のFellbach-Schmiden大会で、五輪枠を争うライバルであるウズベキスタン、カザフスタンもいる中での団体総合+種目別で3つの金メダル獲得は、非常に幸先のいいスタートと言える。とくに、勝負を懸けて、作品を新しくした「フープ×5」が、非常に高い評価を得たことは、明るい材料だ。

今大会でも、実施はパーフェクトだったわけではない。が、それでも、これだけの評価を得ているのだから、あとは精度と質を上げていくだけ!

そんな手ごたえをつかむことができた大会ではなかったか。

5月のアジアシニア新体操選手権まで。そして、パリ五輪まで。

フェアリーJAPANの行く手は決して平坦ではないが、だからこそ、過去最高に応援したい!

今のフェアリーJAPANは、そう思わせるチームだ。