かごしま国体新体操、本日(9/16)競技開始!

当初は、2020年に開催される予定だったが新型コロナの感染拡大で延期となっていたかごしま国体が、ついに今年、開催された。

すでに、数々の競技で熱戦が繰り広げられているが、新体操は今日から! 2019年のインターハイの会場でもあった西原商会アリーナで競技が行われる。

1日目の今日(9/16)は、個人競技が行われ、各県代表の選手たちが、1人1種目×4種目の演技を行い、その合計点の1/4と、明日(9/17)に行われる団体競技の得点の合計で順位が決まる。

代表チームは、県予選を勝ち抜いた1校が選ばれる場合と、県によっては複数の学校の所属選手による選抜チームを組む場合があり、インターハイとはまた違った顔ぶれ、演技を見ることができるのも国体の魅力だ。

 

今大会の優勝候補と目されるのが、昨年の国体でも優勝している兵庫県だ。

今年は、インターハイの団体でも兵庫県代表の日ノ本学園高校が優勝しており、国体でもインターハイ優勝を勝ち取ったあの「007」で勝負を懸ける。

インターハイでは中盤で惜しいミスがあったものの、そのストーリー性、ドラマ性に富んだ演技で観客を魅了。審判からも高く評価されたあの名作をもう一度見られるとは楽しみでしかない。「これぞ新ルールの求める芸術性!」と感じられた作品なので要注目だ。

しかも、メンバーは日ノ本学園単独ではなく、県選抜チームだという。現在、強い個人選手がひしめいている兵庫県だけに、選抜チームとなると、間違いなく強いはずだ。今の兵庫県ならば、1日目の個人競技で首位に立ち、団体競技で逃げ切る完全優勝も夢ではなさそうだ。

兵庫県の優勝に待ったをかけそうなのが、インターハイ団体準優勝の駒場学園高校が代表となった東京都ではないか。

インターハイでの駒場学園の演技は、ミスがあったとしても気にならないほどの勢いとエネルギーに溢れていた。そして、息つく隙もないほどの技の連続にも関わらず、ミスらしいミスはなかった。まさに完璧な1本を本番でやりったのだ。

インターハイでは、日ノ本学園の試技順が遅かったため、駒場学園の演技終了後には、「ここを上回る演技はないだろう」という空気が濃厚だった。今年の駒場学園の団体作品「火の鳥」はそれだけの力を持っている。インターハイでの準優勝は、少しだけ悔しさは残るものの「全員でやり切れた喜びが大きい」と柳田監督は言っていたが、今回の国体は、その「悔しさ」を晴らす絶好のチャンスだ。

まさに「火の鳥」のように。一度は負けても次こそは! と不死鳥のごとく、今回もまた最高の1本を見せてほしい。

かごしま国体の観覧には事前申し込みが必要だが、なんとありがたいことに「国体チャンネル」でのライブ配信がある。

「行こうと思えば行けるが申し込みしていない」

「鹿児島はさすがに遠くて無理」

という方たちは、ぜひ以下のチャンネルでのライブ配信を!

他種目のときに見てみた限り、かなり画像も美しかったので見ごたえありです。

本日の個人競技、明日の団体競技とも12時から競技が始まる。

※ 国体チャンネルはこちら。

https://japangamestv.japan-sports.or.jp/gymnastic

※ ライブリザルトはこちら。

https://kirokukensaku.net/5NS23/discipline_130_20230916.html

この週末は、ライブ配信で新体操三昧! しちゃいましょう。

<写真提供:日ノ本学園高校新体操部/駒場学園高校新体操部>