Rhythmic Gymnastics Lovers

昨年の全日本ジュニアで出場２回目にして男子団体競技で３位となった佐賀ジュニア新体操クラブ。

２月24～25日に福岡県で開催される「SANIX CUP男子新体操競演会2024」に出場するとのことで、その練習を見に行った。

団体が強いことは、もちろんわかっていたのだが、練習を見て驚いたのが、個人徒手競技に出場する小学生たちの能力の高さだった。

小学5年生の田原李龍くん。

練習中はごくごく普通の小学生。わりとのんびり屋さんにも見えたのだが、演技を始めるとぐっと雰囲気が変わる。

そして、なぜか演技の中でのほうが練習よりもその身体能力もいかんなく発揮されるのだ。

 

さらに驚かせてくれたのが小学2年生の内田琉誠くん。

彼は、2年生にして豊かな表現力を感じさせる選手だ。

そして、連続バク転もこなせるだけの強さと、美しい線が出せる柔らかさを併せ持っているのだ。

練習ぶりを見ていると、自分のうまくできない部分を自覚して繰り返し練習したり、お兄さんたちに質問したりする貪欲さもあり、「自分の意思で新体操をやっている！」ことが伝わってくる。だからこそ、この「伝わる演技」になるのだろう。

全日本ジュニア3位になった団体メンバーにも小学生が含まれていた佐賀ジュニアだが、さらに下にも有望小学生がいるとは！

これからも男子新体操界の台風の目になりそうなクラブだ。

※佐賀ジュニア新体操クラブが出場する「SANIX CUP男子新体操競演会2024」は、2月24日が個人競技（キッズ、ジュニア、シニア）、25日に団体競技（キッズ、ジュニア、ミックス、シニア）が行われます。24日は9時40分競技開始（17時35分終了予定）、25日は9時25分競技開始（16時25分終了予定）。会場は、福岡県宗像市のグローバルアリーナです。25日の団体表彰式後には、福岡大学男子新体操部によるエキシビションも予定されています。