最高の花束~「私たちのインターハイ」でのサプライズ
いよいよ明後日(8月6日)から北九州市総合体育館でインターハイが始まります。
今日からすでに会場での公式練習が始まっており、全国から予選を勝ち抜いてきたチーム、選手が結集しています。
その高校生スポーツ最大の祭典「インターハイ」に先立って、8月1日、千葉県の昭和学院高校のアリーナで「私たちのインターハイ」が開催されました。
今年、惜しくもインターハイ出場を逃した強豪校(昭和学院、日ノ本学園、日女体大附属二階堂、星野)の4校合同の特別な演技会は、インターハイという舞台には立てなかったものの、そこを目指して懸命に努力を重ねてきた選手たちの集大成の場として、感動的なものになったようです。9月には国スポ出場を控えている選手も多く、そこに向けての「やったるぜ!」という思いが強まると同時に、インターハイに出場するライバルたちに対しての「頑張ってほしい!」という思いにも溢れた演技会だったようです。
以下のインスタに「私たちのインターハイ」の様子、およびインターハイ出場選手たちに向けてのメッセージ動画が公開されていますので、ぜひご覧ください。
※インタークオレス インスタグラム
https://www.instagram.com/reel/C-O1TSpv5Kk/?igsh=MXZpODJ5dGU2eGFkdQ==
「私たちのインターハイ」では、監督たちにもサプライズで、4校の3年生たちによる集団演技が披露されました。
3年生の中には、インターハイを目指すチームのレギュラーだった選手もいれば、控え選手も、サポートに回っていた選手もいます。それぞれの役割は違っていても、みんな一緒に「インターハイ」を目指してきた仲間です。
インターハイに出られなかった悔しさも、それでもこうして4校集まっての演技会ができることへの感謝の気持ちも、みんな同じだったのでしょう。
合わせ練習はできるはずもなく、本番一発勝負で演じられたのはSuperflyの『愛をこめて花束を』でしたが、「新体操に出会えてよかった、このチームで新体操ができてよかった!」という喜びにあふれたその演技こそは、最高に輝く、色鮮やかな花束のようでした。
目指していた大会に出られない。
それはそこに懸けていた思いが大きければ大きいほど、つらい経験だと思います。
だけど、ただつらいだけでなく、こんなに多くの人が支えてくれていることを感じることができ、「良い結果」が出たときだけ人は応援してくれるのではないこと、苦しいときだからこそ生まれる連帯もあること、など今回の経験で彼女たちはたくさんのことを学んだのではないかと思います。
そんな場を、指導者や保護者、関係者が用意してくれたことへの感謝の気持ちがあったからこそ、のこの3年生の演技だったのではないでしょうか。
最高のサプライズで幕を閉じた「私たちのインターハイ」、そして、バトンは、北九州でのインターハイへと繋がれました。
その場には立てなかった彼女たちの思いものせて、8月6~7日の2日間、各チーム、選手が最高の演技を見せてくれることを、期待します。
※今大会はとくに観客の制限など設けられていません。会場に行けば、誰でも無料で観覧j可能です。ぜひ足をお運びください。
<写真提供:昭和学院高校新体操部>