Go!MIYAZAKI,Go!~明日から九州国スポ(男子)
男子新体操にとっては「国スポ復帰」の記念すべき大会である今年、全国のブロックで熾烈な代表争いが起きている。
東北ブロックは、青森県と岩手県が総合得点では同点1位だったため、団体の得点が高かった青森県が代表の座を勝ち取り、この週末には東海ブロック、関東ブロック、そして九州ブロックでも代表が決まる。
男子新体操は、ブロックごとに1チームという狭き門だ。九州は、今年は佐賀が開催県枠での出場となるため、佐賀以外から1チームの出場となるが、鹿児島県、熊本県、そして宮崎県での争いになりそうだ。
もともと男子新体操強国だった宮崎県だが、近年は全国での表彰台にあがる機会がなく、やや低迷していた。
しかし、こちらも2027年の国スポ開催に向けて上昇の兆しは見えてきているように思う。
今年の団体はかなりいい! と思うのだが、九州総体では終盤のタンブリングでミスがあり、大きな減点となった。
点数は順位は、その日の出来や他のチームの出来にも左右される。そういう意味では、今の宮崎県はまだ結果は出せていない。
が、着実に強くなってきている。
九州国スポ1週間前に行われた壮行会を見てもそれは感じられた。
例年は、「団体選手が手具もって踊ってます」レベルだった個人演技も、しっかりみんなレベルアップしていた。
とくにロープの新谷悠月は、苦手とする選手の多いロープで見事な手具操作を見せ、大柄な体の見栄えもよく個人選手としてのポテンシャルを示した。
スティックの富山蓮、リングの堂領慶太、クラブの齋藤旭も、徒手やタンブリングの基礎能力が高いので、手具操作でのミスを最低限に抑えられば、一定の得点は確保できそうな安心感のある演技だった。
壮行会は個人演技主体で、団体作品は、控え選手3名による披露となったが、この3名での演技でも、基礎的な部分での破綻はなく、チーム全体の力が底上げされていることが再確認できた。
あとは、良い1本を本番で出すだけ、なのだ。
それが一番難しいのではあるが。
それでも。
壮行会後に練習ていたBチームの選手たちの急成長と、壮行会を締めた保護者も加わっての円陣。
これを見たときに、宮崎は一丸となって「再び頂点へ」と向かっているのだな、と感じることができた。
登山でも、頂上についてはじめてぱあっと視界が開け、どれほど高い山を登ってきたかわかるが、頂上につく寸前までは、自分がどこまで登っているのかまったくわからず、先が果てしなく遠く感じることがある。
きっとあと一歩! もう一息!
今度こそは! とその最後の一歩を登り切るべくいつも全力で立ち向かうこのチームは、応援したくなる。
7月13~14日の2日間、彼らが力を出し切れるように、と祈るのみだ。