松坂、小西ともに種目別決勝、進出!~ソフィア国際トーナメント

4月8日深夜、とても嬉しいニュースが飛び込んできました。

ソフィア国際トーナメントで、松坂玲奈選手が、個人総合4位入賞!!

前半種目もうまくまとめて上位につけていた松坂選手ですが、後半種目でも好調を維持。

本当に「後ろにも目があるのか?」と思わせるような視野外キャッチ、回転しながらのキャッチもすべてやすやすと決める、気持ちのいい演技をクラブ、リボンとも見せてクラブは29.350、リボンは29.150と30点台に限りなく迫る得点をたたきだしました。

松坂選手自身がこの舞台をとても楽しんでいるようにも見えるのびのびとした演技の連続には本当に痺れました。

この結果、3日目に行われる種目別決勝になんと4種目とも残ったのです。

これは本当に凄いことです。個人総合に比べると、より攻めた演技がしやすい種目別決勝では

よりキレッキレの演技を見せてくれるんじゃないかと思います。

 

また、1種目目フープでのミスがもったいなかった小西野乃花選手も、後半種目はどちらも素晴らしい出来で、ぐっと順位を上げ、個人総合11位と大健闘! クラブは27.150、リボン28.100で種目別決勝進出を決めました。小西選手は、動きにはスピードがあり、パンシェターンも軸ののりがよくぐるんぐるん回っていましたが、とくに感心したのがリボンの慎重かつ冷静な扱いでした。常にリボンの先端にまで神経が届いている丁寧な演技からは、この大会に懸ける小西選手の思いが伝わってきました。

小西選手は、ジュニア時代はアジアジュニアなどにも出場している有望な選手ですが、高校~大学にかけてはやや肝心なところでミスが出てしまう印象がありました。ミスが続いてしまったときの演技では途中で集中が切れたように見えたこともあったのですが、今大会では1種目目でのミスからしっかり気持ちを切り替えて、まさに「自分に勝った!」といえる試合展開だったように思います。

このメンタルを手に入れれば、小西選手のポテンシャルが存分に発揮されるのではないかと期待してしまいます。

松坂選手が4種目、小西選手が2種目に出場するソフィア国際トーナメント種目別決勝は、日本時間では今日(4/9)の22:30から。

海外の選手たちの中でも、2人の個性は光っていました。決勝でも堂々と自信をもって自分の演技を! 

自分の力でつかみとったその舞台を、思う存分、楽しんでほしいです。

※写真は2022全日本インカレのものです。