第69回全日本体操団体選手権/女子予選

全日本団体選手権1日目に行われた女子予選では、日本体育大学が1位通過を決めた。

日体大は、跳馬、段違い平行棒と順調に得点をのばしたが、3種目目の平均台で3選手中2人が落下し、ピンチを招いたが、最終種目のゆかで、古賀、永井、佐藤がそろって14点台を出す強さを見せ、予選1位を決めた。

2位には日本体育大学とは2.150差で中京大学が入った。

上位8チームによって決勝が行われるが、3位に戸田市スポーツセンター、5位にフジスポーツセンター、8位にレジックスポーツとジュニアクラブが3チーム入り、ジュニア層の底上げを感じさせた。

4位は国士舘大学、6位朝日生命、7位武庫川女子大学となり、この8チームが明日の決勝で団体日本一を競うことになった。

予選のハイライトは、今大会での引退を表明している鶴見虹子(日本体育大学)の段違い平行棒だった。

かつては世界選手権でメダルを獲得したこともある得意の段違い平行棒で鶴見は、隅々まで神経の行き届いたさすがの演技を見せ、予選での最高得点となる15.200を獲得。

観客席の大声援に見事に応える「元女王らしい」演技だった。

 

【女子予選】

1位 日本体育大学 166.250

2位 中京大学 164.100

3位 戸田市スポーツセンター 163.900

4位 国士舘大学 157.100

5位 フジスポーツセンター 157.050

6位 朝日生命 157.000

7位 武庫川女子大学 156.350

8位 レジックスポーツ 155.750

 

PHOTO:Naoto AKASAKA      TEXT:Keiko SHIINA