日本、出場選手全員が決勝進出!~オーストラリア国際

2月22~23日、メルボルンで行われた「オーストラリア国際」予選で、日本選手団は、6種目すべてで決勝進出、出場した4選手全員が決勝に進んだ。

中でも、6種目すべてにエントリーしていた武田一志(徳洲会体操クラブ)は、出場した6種目すべてで決勝進出し、「一人AA(個人総合)」の様相となった。

種目別選手権の決勝で全種目に出場することは、心身ともにかなりハードだと思われるが、社会人になってからも着々と力をつけ、代表選手入りまであと一歩のところまでこぎつけてきた武田にとっては、個人総合の選手としてのまたとないアピールの機会となる。得意のつり輪でのメダル獲得はもちろん、6種目での得点をどこまでのばせるかにもおおいに期待したい。

【決勝進出選手】

●ゆか予選3位:武田一志(徳洲会体操クラブ)13.833

●あん馬予選2位:亀山耕平(徳洲会体操クラブ)15.000

      8位:武田一志(徳洲会体操クラブ)13.866

●つり輪予選3位:武田一志(徳洲会体操クラブ)14.300

      5位:安里圭亮(相好体操クラブ)13.433

●跳馬予選4位:安里圭亮(相好体操クラブ)14.166

     8位:武田一志(徳洲会体操クラブ)13.616

●平行棒予選3位:宮地秀亨(茗溪クラブ)14.033

      5位:武田一志(徳洲会体操クラブ)14.000

●鉄棒予選3位:宮地秀亨(茗溪クラブ)13.800

     4位:武田一志(徳洲会体操クラブ)13.600

15点台をたたき出し、予選では2位につけた亀山耕平(徳洲会体操クラブ)のあん馬、跳馬1本目にDスコア6.00の跳躍を見せ予選4位の安里圭亮(相好体操クラブ)、鉄棒の大技「ミヤチ」で一躍世界に名をはせた宮地秀亨(茗溪クラブ)も予選では平行棒3位、鉄棒3位となっている。

安里の跳馬、宮地の鉄棒とも予選ではミスがあったようだが、ミスなく通れば優勝も期待できる。

決勝は、2月24日、25日(24日は日本時間の16時から)に行われる。

以下のサイトでライストも視聴できるようだ。

https://play.ovo.com.au/gymnastics/live-stream

冬季五輪もいよいよクライマックスを迎えようとしているが、体操もプレシーズンが始まっている。

2020東京五輪に向けて、しのぎを削り合う日本の選手たちをぜひ応援しよう!

TEXT & PHOTO:Keiko SHIINA ※写真は2017豊田国際のもの