2013国際ジュニア体操競技大会~女子個人総合
【女子個人総合結果】
1位:ベイリー・キー(USA)58.400
2位:ヤン・ワング(CHN)56.900
3位:ローレン・ヘルナンデス(USA)56.750
4位:アリーザ・ユウ(CAN)55.800
5位:アンドレーア・ムンテアヌ(ROU)55.250
6位:マリア・ボンダレヴァ(RUS)55.200
7位:マリア・ハレンコヴァ(RUS)54.900
8位:キャサリン・リオンズ(GBR)54.800
9位:キム・ヤナス(GER)54.650
10位:本田美波(JPN)53.200
10位:安井若菜(JPN)53.200
◎上位入賞選手演技所感
1位:BAILIE KEY選手
彼女の演技で印象に残っているのはやはりゆか。アメリカ選手のゆかといえばパワフルなイメージがあるが、
彼女の演技はそれだけでなく、振りの細部までこだわっているように見えた。腕や脚の動かし方が大きく、
「表現」をとても感じる演技だった。体操は、表現力を競う競技ではないが、あるとないとでは全然違ってくる。
平均台でも線の美しい実施。段違い、跳馬も素晴らしく、明日の種目別決勝では全種目出場となった。
2位:YAN WANG選手
この選手はやはり平均台。Dスコアが6.3というジュニアとは思えない強烈な演技構成で、
平均台以外トップのBAILIE KEY選手を抑えて種目別平均台トップ通過。
まるで足が台に吸い付くような実施。すごく難度の高い技をやっているのに、なぜだか絶対落ちる気がしない。
段違い平行棒でも倒立やひねりが非常に上手く、完璧な実施だった。
3位:LAUREN HERNANDEZ選手
彼女のゆかはとても特徴的な曲を使っており、独特の世界観があった。
ついつい見入ってしまって、気づいたら引き込まれて、あっという間に演技が終わってしまうような、そんな演技。
そしてそういう世界を彼女は持っている気がした。段違い平行棒では落下するも着地は止めた。
平均台や跳馬も良い実施でまとめ、3位となった。今後が楽しみな選手である。
PHOTO by Tatsuya OTSUKA TEXT by umi