2013国際ジュニア体操競技大会~男子個人総合

 
【男子個人総合結果】 
 
1位:萱 和磨(JPN)86.450
2位:谷川 航(JPN)85.400
3位:ブリン・ビーヴァン(GBR)84.800
4位:ディ・ウー(CHN)84.400
5位:ニール・ウィルソン(GBR)84.300
6位:シュウウェイ・フウ(CHN)83.300
   倉島大地(JPN)83.100
7位:アルトゥール・ダラロヤン(RUS)83.100
8位:マーティン・ストレッチ(USA)82.450
   荒屋敷響貴(JPN)82.250
9位:アンジェロ・アスムカオ(BRA)81.250
10位:ザシャリー・リメシエ(FRA)80.150
※順位がつくのは各国2名までのため、倉島選手、荒屋敷選手は順位つかず。
 
◎上位入賞者演技所感
 
 
●1位:萱 和磨選手
 
やはり彼の体線の美しさが光っていた。特別な大技があるわけではないが、丁寧に美しい実施をしていた。
思い返すと彼が演技をするたびに、毎回「ああ、綺麗……」とつぶやいてしまっていた。
得意のあん馬では最終種目だったこともあり、珍しく危うい部分があったが、それ以外の大きなミスはなく、
最後は笑顔でガッツポーズ。着地をほとんど決め、脚が空を切るような演技だった。
 
●2位:谷川 航選手
 
全体を通して大きな実施。特にゆかと跳馬は大きく力強い実施で魅了されてしまった。
やはり演技の前後にはいつも市立船橋高校からの声援があり、それにいつもガッツポーズと笑顔で応える姿が印象的。
市船や習志野の応援はもはや名物だが、毎回「仲間っていいなあ」と改めて実感させられる。
 
●3位:Brinn BEVAN選手
 
彼もとても綺麗な体操をする選手。なめらかでとても繊細な演技に、うっとりしてしまった。
特にゆか、平行棒、鉄棒。ゆかは大きくかつ美しい実施、平行棒ではあまりの上手さに会場が湧く場面も。
丁寧で静止の間が絶妙な吸い込まれるような演技。鉄棒ではコバチで会場を湧かせる。
いとも簡単にやっているようななめらかな実施。それだけにその後の落下が惜しかった。
 
PHOTO  by  Tatsuya  OTSUKA  TEXT by umi