2014体操ワールドカップ東京大会 美濃部ゆう&寺本明日香

4月5日にTOKYO CUP 2014 FIG体操競技・個人総合ワールドカップ東京大会が開催された。

 
ここでは寺本明日香選手、美濃部ゆう選手の試合後のインタビューをまとめる。

 
◆寺本明日香
 
 
公開練習や直前練習でも気にしていた跳馬については、やはり「あまり良くなかった。」と話した。足の痛みも少し出てきていたこともあり、思うように練習ができていなかったのだろう。
「段違い平行棒の下りがちゃんとできていたら、上位争いに絡めたと思うのでそこは悔しい」と、得意の段違いでミスが出てしまったことは悔しそうだった。
ゆかについては、「怪我をしていた分、表現の部分を中心に練習をしていた。体操系がやれなかった分、できることをやろうと思った。」と自分なりに怪我に向き合い練習してきたことを話していた。
これからについては「まずは怪我をしない練習をすることが目標です」と苦笑いしながら話していた。どうしてもこれから怪我とつきあっていかなくてはならないので、自分の身体と対話する力を身につけることがこれからの更なる飛躍につながる鍵となるだろう。
それを本人も感覚的に理解してこの発言をしたのではないだろうか
この日はコンディションも良くなかったためか、表情がいつもより固く見られたのだが、最後にこの発言を聞いてこれからも前を向いていく彼女が見られそうで安心した。
 
◆美濃部ゆう
 
 
今回の大会について「出たことに意味がある。ノーミスでできたことは自信になる。」と、直前に出場が決定したこともふまえて自分なりに振り返った。
今シーズン最初の大会ということで、今後についての質問に対しては「この演技をベースに今後もやっていく予定」と答えた。
練習は「前みたいに長い時間、たくさんの数をこなすのはできなくなってきているので、身体の様子を見ながら、やるときにはしっかりやって悪い時間をつくらないようになった」とベテランなりの向き合い方を話してくれた。具体的には「跳馬はもともとあまり跳ばないが、最近は1日10本いかない。そんなに走れなくなっている。北京のときは1時間跳び続けていたのに……」と身体の変化を実感していた。
「やらなさすぎてもできないし、やりすぎてもできないので、うまく調整している。他の種目も数はやらないけど、やれるときにしっかりやる。」という発言から練習の密度をあげていることを感じた。
今大会も公開練習のときから自分のペースでかなり集中力を高めていたように見えた。そういった点からも彼女の練習の密度を感じられる。もしかしたら密度をあげられるようになったことで、本番でもしっかりその成果をアウトプットできるようになったのかもしれない。この発言から読み取れることこそが、彼女がここ数年で結果を残してきている理由なのではないか。
 
日本女子2名は、結果としては残念だったのかもしれない。ただ、2名ともにそれぞれこの大会をしかと見つめており、次へのいいステップとしているように感じた。

まずは1ヶ月後の全日本選手権が楽しみだ。
 
TEXT by Umi   PHOTO by Katja