第9回全日本男子新体操クラブ選手権大会団体部門<ジュニア><ユース>

第9回全日本新体操クラブ選手権大会の団体部門の<ジュニア>と<ユース>は、どちらも今大会初出場の九州勢が制しました。

<ジュニア>は、今年12月に行われる全日本ジュニアでの3連覇を目指す神埼ジュニア新体操クラブが満を持して、この大会に参戦。

目論見通り「今年も神埼ジュニアは強い!」と、印象づけることに成功しました。いや、強いだけでなく、例年以上に動きのしなやかさ、美しさ、そして構成の面白さ、アグレッシブさなど、今の神埼ジュニアのもつ強みがこれでもか! と詰め込まれた演技には、ジュニアとしては破格の15点台が出ました。

全日本ジュニアまであと3か月。果たして神埼ジュニアを止められるチームは出てくるのでしょうか?

一般社団法人神埼ジュニア新体操クラブ(塚本瑞樹・内川史琉・大隈斗希夫・塚本悠人・寺本悠人)

 

<ユース>では、水俣RGが14.300をマークして優勝を飾りました。昨年から団体が復活し、県総体には出場できるようになっているものの、県内には芦北高校という全国でもトップレベルのチームがあるため、なかなかインターハイまで駒を進めることができずにいる水俣高校の選手たちによるチームでした。県内で勝ち抜くことができない時期が長くなってくると「どうせ自分たちは…」というネガティブな気持ちになりがちですが、年々力をつけてきているこのチームの力は十分全国に通用する。そのことを確認し、自信をつけるための今回の参戦だったと思いますが、こちらも思惑通りの結果を得ることができたのではないでしょうか。演技中に観客席から「ほおっ」と感嘆の声が漏れる場面もあり、その素直な反応は選手たちにとっておおいに自信になったと思います。また、この大会を目標に練習を重ねてきたことが感じられる今回の演技には、春の県総体からは格段の進歩が見られました。

この先、とくに来年の熊本県内での覇権争いがぐっと楽しみになりました。

水俣RG(前川青暉・森﨑琉己亜・佐竹竜功・平岡大醒・佐竹竜健・廣田悠生)

※今大会の演技を収録したDVDは、以下の申し込み方法で購入することができます。ぜひご利用ください。