個人は、東凰雅(鹿実2年)、団体は鹿児島実業が制す!~鹿児島県高校総体(男子)

5月19~20日、鹿児島県高校総体が行われました。

1日目の個人総合では、男子は東凰雅(鹿児島実業高校2年)が優勝し、8月に行われるインターハイの切符を手にしました。

 

2021年全日本ジュニアチャンピオンの東は、3月に出場した高校選抜大会では思うような演技ができず、6位と不本意な結果に終わっていましたが、夏に向けてかなり研鑽を積んでいるようで、今大会での演技は圧倒的なものがありました。持ち前の高い身体能力に加え、手具操作の多彩さや安定感も加わってきていて、高校生のトップ争いに絡んできそうな勢いを感じる演技でした。

2位には、米澤翔太(鹿児島実業高校1年)が入りました。米澤選手は昨年の全日本ジュニアにも出場しており、高校生になってからのさらなる成長が期待されています。とても美しい線をもち、素直な体操をする選手でのびしろ十分で楽しみな選手です。

3位の加治木壱悟(鹿児島実業高校1年)は、まだ演技には拙さも残りつつも、新体操選手としてはかなりの高身長で長い手足を生かした演技はのびやかで華がありました。1年生だけにこれからの伸びにおおいに期待できそうです。

2日目に行われた団体競技には鹿児島実業高校から2チームが出場しました。オープン参加の鹿児島実業チームは、昨年のインターハイで3位になったときの作品「鬼滅の刃」を演じ、昨年のインターハイ出場メンバーが2人しか残っていないものの、新たにメンバー入りした選手たちの驚異的な頑張りで、ぐっとチーム力を上げてきた「鹿児島実業高校」は、新作演技を披露しました。倒立でのミスがありつつも14.000と、この時期としてまずまずの得点で優勝し、インターハイ出場権を懸けた6月17~18日に行われる高体連九州ブロック大会への出場を決めました。

 

東、米澤、加治木の3選手と、鹿児島実業高校団体は、今週末(5月26~28日)に東京体育館で開催される「全日本ユースチャンピオンシップ/男子団体選手権」にも出場を予定しています。個人は7位、団体は3位までに入れば10月に行われる全日本選手権の出場権を得られる同大会で力を出し切れるよう祈りたいです。