見せた!「神埼無双」に死角なし!~第36回全国高校選抜(男子団体)

1年半ぶりの高体連全国大会。

第36回全国高校選抜の男子団体優勝は、神埼清明高校(佐賀県)だった。

2017年、2018年と連覇を達成していた神埼清明だが、2019年は井原高校(岡山県)により連覇をストップされた。

そのときの1年生が、今年(2021年度)は3年生になる。

雪辱に燃えていたはずの2020年は、リアル大会のほとんどなくなってしまい、オンライン選手権こそさすがの演技で準優勝をもぎとったものの、今大会は神埼清明にとっては、1年半ぶりのリアルな全国大会。そして、王座奪還を目指した大会だった。

試技順は、優勝候補・青森山田高校(青森県)の次。

青森山田の演技も、素晴らしく、そこまでに登場したチームとは格の違いを見せつけた。

そして、昨年のオンライン選手権では、この青森山田に一歩及ばなかった神埼清明が、直後に登場。

そこで披露された演技は、言葉を失うほどの凄まじさだった。

言うまでもなくタンブリングは強い。

めちゃくちゃ強い。極端に強い選手も複数いるうえ、全員が強い。穴がない。

そして、なによりも体操が変わっていた。

2019年に神埼清明が3連覇を逃したのは、井原が素晴らしい演技をしたからだ。2位の青森山田も素晴らしかった。

あのときの神埼清明は、たしかに井原、青森山田の後塵を拝していたと思う。

タンブリングでは一番だったかもしれない。石橋知也の第1タンブリングは「いつ下りてくるの?」と思うほどの高さで圧倒していた。

が。

連覇を成し遂げたときのチームと比べると、わずかではあるが体操の軽さが気になった。

ジュニア時代から活躍してきた選手が多く、やや体が華奢だったこともあると思う。

また、タンブリングと柔軟性を武器にジュニアでの全国制覇を成し遂げていたメンバーだけに、体操の深さ、大きさ、重さなどは、「高校日本一」のレベルにはまだ達していなかったのかもしれない。井原や青森山田がよかっただけに、2019年の神埼清明は、「体操の面での負け」を認めざるを得なかった。

あれから、1年半。

コロナ禍でもあり、練習もほとんど見に行くことができなかった神埼清明は、今大会で圧倒的に「神埼清明」だった。

それ以外に言葉がない。

「タンブリングの強い神埼」なのは間違いない。が、「タンブリングだけ」では断じてない!

彼らの演技がそう訴えていた。この体操を取り戻した神埼は強い。今回も強かったが、夏もきっと。

果たしてどこがこのラスボスを倒すことができるのだろうか。楽しみでしかない。

 

そして、楽しみと言えば。

とうとう! ついに!

4月8日(木)深夜からフジテレビで男子新体操アニメ「バクテン!」が始まる。

今までドラマや舞台になってきた男子新体操だが、ネックなのは、実写ではなかなか「かっこいい演技」まで至らないということだった。

それがアニメだと自由自在! 青森山田高校や宮城県名取高校の協力も得ているとのことなので、かなり正確に男子新体操のかっこよさや美しさを伝えることができるだろう。これはもワクワクでしかない。

 

そして、その放送開始を前に、今夜。

聞き逃せないのが、ツイキャスで行われる対談だ。

今回のアニメの製作協力をしている荒川栄氏(前青森山田高校監督)、本多和宏監督(宮城県名取高校)、さらに音楽担当の林ゆうき氏(元男子新体操選手)の3人という、面白いに決まってるメンバーの対談は、一聴の価値ありに違いない。

※対談の情報はこちら ↓

https://twitter.com/zexcs_animation/status/1376041044798701570

 

既報の「男子新体操完全ガイド」も、いよいよ発売が間近に迫ってきた。

https://www.amazon.co.jp/%E7%94%B7%E5%AD%90%E6%96%B0%E4%BD%93%E6%93%8D-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E7%AB%B6%E6%8A%80%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E3%81%A8%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E6%96%B9%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E3%82%B3%E3%83%84%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E5%B0%8F%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4780424593/ref=asc_df_4780424593/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=451991617659&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=3854233801002201995&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009750&hvtargid=pla-1180758697663&psc=1&th=1&psc=1&tag=&ref=&adgrpid=108176712391&hvpone=&hvptwo=&hvadid=451991617659&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=3854233801002201995&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009750&hvtargid=pla-1180758697663

4月は、男子新体操にとってスタートダッシュの月となりそうだ。

TEXT:Keiko SHIINA      PHOTO:Ayako SHIMIZU