2020高校選抜大会情報②~女子団体出場校vol.1

2月9日に発表された高校選抜大会の試技順を見ると、女子団体競技に出場予定のチームの多くが、1月のテレビ信州杯に出場していたことに気づく。

テレビ信州杯の時点で、すでに、高校選抜仕様の演技、メンバーだったチームもあれば、選抜に出場するメンバーとは違うチームで出場しているところもあるが、高校選抜に向けての調整ぶりはうかがうことができた。

「フープ&クラブ」は2シーズン目に入るため、1月といえどどのチームもかなり仕上がっていた。

3月20日に行われる高校選抜団体競技で、各チームがどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。

 

●常葉大学附属常葉中高等学校(静岡県)

昨年の高校総体では悲願の初優勝を遂げた常葉大常葉。10月の全日本選手権でもフープ&クラブは種目別決勝2位。

今回のテレビ信州杯でも、日本女子体育大学に次いでの2位と相変わらずの高値安定ぶりだ。

特筆すべきは、テレビ信州杯でも15.800をマークした圧倒的なD得点の高さ。3月の高校選抜までにはさらに精度も上げてくるだろうことを考えると、昨年の選抜に続いての連覇の可能性もおおいにありそうだ。

 

●新湊高等学校(富山県)

上位が非常にハイレベルだった昨年の高校総体で12位だった新湊高校。

高校総体での演技は、19.100という高得点が物語るように入賞校にもひけをとらないものだった。

ノーミスはもちろんのこと、多彩な連係を組み込みながらも、演技が終始、曲にしっかりマッチしており、実施もていねいで、ひとつひとつの動きがただの「操作」ではなく、踊りに見せる工夫がされていた。

テレビ信州杯では、メンバーが新しくなっていたのかミスも続き、苦労していたようだが、完成度が上がってきたときが楽しみなチームだ。

 

●名古屋女子大学高等学校(愛知県)

昨年の高校総体では9位の名古屋女子だが、この演技もかなり素晴らしかった。演技序盤で手具のつかみ損ねからわずかにもたついたところがあったが、その後はしっかり立て直し、中盤の交換では座でのキャッチで飛びつく執念も見せた。

細かいミスはあったものの、演技全体のもつエネルギーは、「さすが名女!」と感じられた.

テレビ信州杯ではミスもあり、11位に終わっているが、高校選抜ではまた弾ける名女スマイルの演技が見られるに違いない。

 

●藤村女子高等学校(東京都)

昨年は、高校総体出場は逃したものの、全日本クラブ団体選手権を勝ち抜いて、久々の全日本選手権進出を果たした藤村女子。

テレビ信州杯に出場していたのは、選抜出場メンバーとは違っていたようだが、それでも8位と大健闘。

藤村女子が部全体で力をつけてきていることが感じられた。

高校選抜出場もかなり久しぶりとなる藤村女子だが、今の勢いなら台風の目にもなり得る。高校選抜でしっかりその存在感をアピールし、自信をつけることができれば、今年も熾烈極まりない東京都予選突破に弾みがつくだろう。

TEXT:Keiko SHIINA   PHOTO:Ayako SHIMIZU