今週末、リスボン国際に日本の特別強化選手(皆川・喜田・大岩)が出場!

3月1日、日本体操協会の常任理事会ニュースが公開され、2019年度前半の強化試合のスケジュールが発表されたが、

さすがに五輪前年! という感じで、例年以上に多くの大会への出場予定が組まれていた。

※常務理事会ニュース ⇒ https://www.jpn-gym.or.jp/bd_news/27919/

そして、個人選手にとっては、2018年度最後の国際大会、となるのが今週末(3/8~10)に行われる「リスボン国際」だ。

この大会は、現在の日本の特別強化選手である皆川夏穂、喜田純鈴、大岩千未来の3選手が久々に揃ってエントリーしていることでおおいに注目される。

 

昨年10月の全日本選手権に出場し、見事、全日本チャンピオンとなった喜田純鈴は、このリスボン国際が、2019年になって初めての国際大会だ。

昨年は故障もあり、万全のコンディションで試合に臨めることが少なかった。試合勘や自信を取り戻すために、日本の大会にも出場していたが、8月の全日本クラブ選手権は、本調子にはほど遠く、11位に終わっている。

が、10月の全日本選手権では、厳しいところはあってもぐっと踏みとどまり、見事優勝。

自身初の全日本チャンピオンとなった。大会後のインタビューでも、初優勝の喜びよりも「ホッとした」という本音がこぼれた喜田。

それだけ、2018年は苦しいシーズンだったのだろう。

今年になってからは、平塚市での演技会にも出演するなど、国内でコンディション調整に務めてきた喜田にとっては、

このリスボン国際は、五輪プレイヤーを占う重要な大会となりそうだ。昨年1年間はストレスや不安も多かったに違いないが、その分、

自分らしい演技を思い切り披露したい、という意欲は増しているようにも思える。

東京五輪に向けての巻き返しスタートの大会となるか? おおいに期待したいと思う。

 

リオ五輪代表、2017年の世界選手権では種目別メダルも獲得した日本の第一人者・皆川夏穂は、すでに2月のモスクワグランプリで個人総合11位、

もっともよかったフープでは種目別3位と、ミスなく演技をまとめたときの熟練を感じさせる演技には一定の評価を得ている。

あとは、演技内容をどこまで上げて、それをミスなくやり切れるか、が問われるところだが、東京五輪への出場を目指すには、皆川にとっても

今シーズンは重要だ。若い大岩、喜田など身体能力では、皆川を上回ると評価されている選手たちとの競争を勝ち抜くためには、経験に裏打ちされた貫禄の演技、表現力豊かな美しい演技を破綻なくやり切ることが、皆川には必須となる。

モスクワグランプリでは、前半種目のフープ、ボールが新しい作品になっていた。これらの種目の完成度がどこまで上がってきているか。

2シーズン目となるクラブ、リボンをどこまでまとめてこれるのか。

リスボン国際に期待したい。

 

昨年、特別強化選手に追加招集された大岩千未来は、今、いちばんノッている時期、に見える。

先日のモスクワグランプリと同時に行われた国際トーナメントでは、個人総合2位。

同国からは1名しか表彰されないため、上位のロシア選手たちを除いての2位ではあるが、上位に相応しい評価を獲得したことは間違いない。

とくに、ローテーションの回転数は、ロシア合宿に入ってから、磨きがかかってきており、観客も沸くようになってきている。

今回のリスボン国際では、他国の選手たちとの戦いもだが、特別強化選手としては先輩にあたる皆川、喜田らにどこまで迫れるか。

あるいは上回れるか。にも注目が集まる。

今、勢いでは一番! の大岩の快進撃がここから始まる、のか? おおいに期待したい。

リスボン国際での日本選手たちの出場は、個人前半種目(クラブ、リボン)が3月9日、後半種目(フープ、ボール)が3月10日となる。

大会公式サイト ⇒ http://www.lisbonrg.pt/

TEXT:Keiko SHIINA      PHOTO:Ayako SHIMIZU(皆川・大岩⇒イオンカップ/喜田⇒全日本選手権)