山田愛乃(イオン)、イオンカップジュニア2位を弾みに、ユース五輪へ!

今年のイオンカップ、日本にとってもっともインパクトがあったのは、山田愛乃(イオン)がジュニアの部で2位に入ったことではなかったか。

過去にも、2007年に横山加奈(当時、NPOぎふ新体操クラブ)が3位、2011年に皆川夏穂(イオン)が2位入賞を果たしているが、日本のジュニア選手の表彰台のりはそれ以来だ。

※イオンカップの結果はこちら ⇒ https://www.jpn-gym.or.jp/rhythmic/wp-content/uploads/sites/3/2018/08/18r_aeon_f.pdf

もちろん、順位は、他の出場選手との兼ね合いもある。

が、山田愛乃に関しては、すでに、3回もアジアジュニア選手権に日本代表として出場している。

アジアとはいえ、国際大会のキャリアも十分あり、イオンカップに関しても、「出られて嬉しい」ではなく、そこで結果を残すことをモチベーションとして、いわば虎視眈々と自らを磨いてきたのだろうと思う。

チャイルドのころから、その天真爛漫な明るい笑顔、伸びやかな肢体を駆使したダイナミックな演技が魅力的な選手だった。

演技に華やかさと勢いがあり、たとえミスをして点数が伸びなかったとしても、見ていて気持ちのいい演技をする、

そこがこの選手の魅力であり、強みだった。

持ち味は、海外の試合に出ても変わらず、うまくいくときには爽快な演技を見せ、ときにはびっくりするような大きなミスをやらかしたりもしていた。そんな浮き沈みも含めて、やはり「山田愛乃はいい」と思わせる、そんな選手が、いよいよシニアデビューを目前にして、イオンカップ2位という大きな成果を手に入れた。

これで自信を深め、一回り成長したならば、シニア上位選手たちにとっても、彼女は大きな脅威となる。

そして、ことによっては、2020東京五輪の代表候補にも、一気に名乗りを上げてくる可能性もある。

イオンカップ翌日の10月1日には、山田の姿は成田空港にあった。

10月7日からアルゼンチンのブエノスアイレスで開催される4年に一度のユース五輪への出場するためだ。

4年前は、イオンの先輩である立澤孝菜が出場し、12位となっているユース五輪。

今回は、体操やトランポリン、アクロなどとの複合団体競技(10月7~10日。新体操は9日、10日に実施される)へ出場し、その結果によっては、新体操個人総合決勝(10月16日)へ出場することになる。前回大会では予選8位までが進める決勝に、日本は進めなかった。勢いにのる山田の健闘に期待したい。

しかし、本当に期待するのは、メダル獲得や決勝進出ではなく、こんなにも「新体操の楽しさ」を体現して見せてくれる選手が日本にいる! ということを、その愛乃スマイルで示してきてくれること。そして、「Aino YAMADA」というチャーミングな日本選手の存在を世界に知らしめることだ。

Go!   Aino!    いつもの笑顔で!

あなたの笑顔は、きっと世界にも通じる。

PHOTO:Ayako SHIMIZU       TEXT:Keiko SHIINA