第16回ユースチャンピオンシップ男女4位

男子4位:向山蒼斗(国士舘高校)

もう高校3年生になった。最後のユースチャンピオンシップだった。

勝ちたかったのではないかと思う。いや、もちろん勝ちたかったはずだ。

そして、勝ってもおかしくない。それだけの力が今の彼にはあると思う。

しかし、なかなか4種ノーミスがでない。もちろん、それは誰にとってもそう簡単なことではないし、

ましてや彼の演技は。容易には4種ノーミスは出ないだろう、と思う。

それでも、妥協せずにその難しい演技を貫くのが、彼なのだ。多分、そう育ってきた。

目指すはこの夏。きっと彼は今まで以上に、目の色を変えて頂点を獲りにいく。

 

女子4位:小西野乃花(みやび新体操クラブ)

昨年はジュニア選手として、ジュニア選抜団体のメンバーとしてアジアジュニア新体操選手権に出場していた。

アジアジュニアでは団体優勝。金メダルを獲得してきたあのチームの紛れもなく中心的存在だった選手だ。

今年からはシニア。いきなり代表決定戦に出場していたが、日本トップレベルのシニア選手たちの中に入っても、見劣りしないものをもっている選手だ。

そして、ユースでは、さすがの4位。

ユース世代を引っ張る選手として期待がふくらむ。

ジュニア時代からスリムで素晴らしいプロポーションの選手だったが、ここにきてただ細いだけでなく、

力強さが加わってきた。相変わらずの細さではあるが、美しく、細長い筋肉がしっかりとついていて、その動きのスピード感からもエネルギーのある選手だということが感じられる。

 

ユースでは4位だった2人だが、ユースより後に行なわれた高体連ブロック大会では、向山は関東、小西は近畿を制している。

夏の全国高校総体でも、確実に優勝争いに絡んでくるだろう2人におおいに注目したい。

 

TEXT:Keiko SHIINA      PHOTO:Ayako SHIMIZU