潤徳女子(東京都)、初の全国高校総体出場決定!

6月16日、八王子エスフォルタアリーナで行われた東京都インターハイ予選において、潤徳女子高校が17.600(D11.10+E6.50)で優勝し、8月の全国高校総体への初出場を決めた。

東京都は、日本女子体育大学附属二階堂高校、駒場学園高校と強豪そろい。3つ巴の様相となっていた。

1週間前の関東大会では、潤徳女子が優勝しており、今年こそは悲願の全国総体出場を決めるのでは、と目されていた。

しかし、リスク満載の潤徳女子の団体作品、さらに実施減点が厳しくなった今年からのルールなどを考えると、「絶対」はあり得ない。

さらに、3月の高校選抜時には、やや力を落としているように見えた二階堂高校も、関東大会では3位と着実に潤徳女子との差を詰めてきていた。

今回のインターハイ予選でも、二階堂高校は、17.350と潤徳女子にも迫る高得点を上げている。とくにE得点は、6.550と潤徳女子を上回ってみせたが、ここ数年、毎回「今年こそ全国総体出場か?」と言われてきた潤徳女子の地力と、思いの強さが、二階堂の追い上げを退けた。

潤徳女子は、足立区のクラブ「TESORO」所属の選手たちが多く進学し、新体操部として活動し始めて、今年で3年。

中学時代にも地元の公立中学・千寿青葉中学として、全国中体連でも活躍してきた(2015年全中団体2位)選手たちが、ついに全国高校総体という舞台にたどりついた。

TESOROの吉田桃子代表は、2000年シドニー五輪の際に団体で日本代表に名前を連ねていた選手。東京女子体育大学を卒業後、TESOROを立ち上げ、多くの選手を輩出し、教え子には、高校総体や国体に出場した選手もいる。が、自分のチームが全国高校総体に出場するのは今回が初めて。

クラブ設立当初から、志高く、目先の結果にはとらわれず、長い目で選手育成にあたってきた信念がついに実を結んだ。

いや、今回の結果も、あくまでも通過点に過ぎず、吉田氏が本当に目指しているのは、「頑張れる選手を育てること」だと聞いたことがある。

自分自身が、あまり厳しい練習を積んだ経験がないまま、日本代表になってしまい、一番頑張るべきときに頑張れなかったという悔いが残っている、と言っていた吉田氏は、ジュニアや高校生に対しても、なかなか厳しい。

その厳しさはすべて、彼女たちが勝負どきを迎えたときに、「自分は頑張れる!」という自信をつけてほしいからこそなのだ。

2018年8月12日。

彼女たちは、過去最高の舞台に上がる。まさに「勝負どき」だ。

極度の緊張もあるだろう。が、きっと力を出し切れる。その日を迎えるまで、頑張りきれる。

そういう風に、彼女たちは育てられてきたのだから。

※参考記事(2年前の潤徳女子) ⇒ http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2016/06/17/post-292/

TEXT:Keiko SHIINA       PHOTO:Ayako SHIMIZU  ※2018高校選抜のもの