第16回アジアジュニア新体操選手権、開幕!

4月29日、マレーシアで第16回アジアジュニア新体操選手権が開幕する。

初日には、個人総合前半種目と、団体総合前半種目が行われる。

日本から出場するのは、3月12~13日の代表選考会で選抜された山田愛乃(イオン)、末永柚月(イオン)、前田奈穂(アリシエ兵庫)の3選手と、トライアウトで選抜されたジュニア強化選手たちによる選抜団体チーム。

昨年行われた第15回アジアジュニア新体操選手権では、日本は、団体が総合、種目別とも完全優勝。

個人も、国別対抗3位、個人総合では山田愛乃が5位、小池夏鈴(イオン)が9位と健闘した。

シニアに上がった選手もおり、メンバーは入れ替わっているが、今年もぜひアジアの新体操界での日本の存在感を示してきてほしい。

出場選手は、以下のとおり。代表決定後のコメントと合わせて紹介する。

 

●山田愛乃(イオン)※選考会1位(2017全日本ジュニア2位)

 代表選考会では、落下・場外はあったが、フープでは「屋根の上のバイオリン弾き」の音楽で、大人びた表現も見せた。ボールでも、持ち前のチャ―ミングさに野性味や少しばかりの色気も感じさせる演技を見せ、クラブの「剣の舞」ではスピード感、リボンではのりのりの演技でリズム感のよさを存分に発揮した。4種目それぞれで違った表情を見せる表現の幅や、天性とも言える華やかさ。アジアの中では決して見劣りすることはない逸材。すでにアジアジュニア出場は3回目となり、期するものもあるだろう。おおいに期待したいと思う。

山田コメント「(アジアジュニア選手権に挑戦するのは)3回目なので「代表に選ばれたい」という気持ちはあったが、気負わずに一日目から楽しもう、と思っていました。
ですが、フープで大きく場外してしまい、
かなり焦りはしましたが、そのあとはしっかり踊って楽しもう!という気になれて、今回の大会を楽しめたかな、と思います。
アジアジュニアは、昨年まではカザフでの開催でしたが、
今回はマレーシアで雰囲気も変わると思うので、初心を忘れず挑みたいと思います。
会場を感じて、観客を感じて、マットを感じて、
その会場全部を知ることができるように、しっかりと身体を動かしてきたいと思います。
昨年から6~7cm身長が伸びています。
去年までは小回りが利いていたのが、今は全身使わないと身体が付いてこないのですが慣れてはきました。」
  

●末永柚月(イオン)※選考会2位(2017全日本ジュニア5位)

やや小柄な印象があったが、すっかり身長も伸び、美しい選手に成長した。代表選考会では、後半種目こそ落下などのミスがあったが、前半種目では破たんの少ない、まとまった演技を見せ、非常に美しかった。ひとつひとつの動きが美しく、瞬間を切り取っても絵になる選手。個人としては初出場となる今回のアジアジュニアで大きく飛躍してほしい期待の選手だ。

末永コメント「代表選考会ではいい種目もありましたが全種目をまとめきれず、悔しい気持ちもあります。
が、代表に選ばれて嬉しさもあります。
アジアジュニア選手権では、この悔しさをなくせるよう、
これからの練習をしっかりやろうと思います。
ミスをなくすこともそうですが、
本番前の練習で硬くなってしまったりするのでそういう部分も直したいです。
代表をイオン勢が獲ると思われている中で自分だけが行けないのは
嫌だと思っていたことと、今回フープ以外三種目新しい演技だったので結構緊張もしていました。
昨年は団体でのアジアジュニア出場で、
チームのみんながいて安心感があったのですが、個人になったときにひとりなんだなあとさみしさも少しありました
代表になったからには(選考会での)悔しさを忘れず、
しっかり日々練習し、自分の納得のいく演技ができるよう頑張りたいです。」

 

●前田奈穂(アリシエ兵庫)※選考会3位(2017全日本ジュニア8位)

この選手の演技はとにかく流れがよい。そして、正確性が高く、見ていてとても気持ちがよいのだ。また、音楽をとらえる力もあり、フープの「オー、シャンゼリゼ」などは、弾むような演技で見ていて笑顔になってしまう。代表選考会ではリボンでのミスがもったいなかったが、これからまだまだ伸びそうな、楽しみな選手だ。

前田コメント「名前を呼ばれた瞬間、嬉しさよりも驚きが大きくて。
代表戦に出るからには代表を目指そうと思ってはいましたが、
やはりびっくりしています。
選考会ではミスもあり悔しい部分はありましたが、
ちゃんと笑顔で踊れたことはよかったと思います。
アジアジュニアでは自分の最高のパフォーマンスをしたいです。」

 

●ジュニア選抜団体チーム(今岡里奈・鵜鷹くるみ・稲木李菜子・二木乃愛・横山結那・白石愛実)

昨年はアジアジュニアで、完全優勝を果たし、今年も期待は高まるが、昨年のメンバーから末永が個人に回り、能力の高かった小西野乃花が、シニアに上がり抜けている。

新メンバーでの演技がどうなるか。不安はあるが、エキシビションで見る限り、華やかで生き生きと、表情豊かに踊るチャーミングなチームで、まさに「フェアリージャパンPOLAの妹分」という趣きがある。

居住地が離れているというビハインドはあるが、合宿を重ね、チームワークを培ってきた。

今年も、アジアジュニアで思い切り輝いて、日本の新体操の未来は明るい! と思わせてほしいものだ。

※アジアジュニア新体操選手権情報 ⇒ https://www.jpn-gym.or.jp/rhythmic/event/26766/

TEXT:Keiko SHIINA      PHOTO:Ayako SHIMIZU ※4月アジア競技大会代表選考会でのエキシビションにて撮影