2014全日本ジュニア 男子個人試技順(前半)

いよいよ今週末(10月24~26日)に、全日本ジュニアが迫ってきた。

例年同様、今年も激戦が予想されるが、とくに男子個人に関しては、今年は非常に予測しづらいように思う。

なんと言っても、昨年で3連覇を成し遂げたジュニア絶対王者・安藤梨友が、高校生になりジュニアから卒業。

また、安藤をはじめとして、昨年の中3には強い選手が多かったため、今年は出場選手ががらりと変わった

ことに気がつく。

上に強い学年がいたため、昨年までは団体のみの出場だったり、または全日本ジュニアには縁がなかったという

選手も、今年は多いのだろう。しかし、今回が初出場の選手でも侮れない。なにしろ昨年の中3は強かった。

(昨年度全日本ジュニア個人1~10位の中で7人が中3だった)だから、出番が回ってこなかっただけ、という

選手も中にはいるはずだ。

 

ただでさえ、ジュニアは伸びざかり。

1年で驚くほどの成長を遂げている選手も少なくないだろう。

今年は例年以上に、「こんな選手がいたとは!」という嬉しい驚きに満ちた大会になりそうだ。

 

【A班】

 昨年の関東ジュニアではミスが多く、全日本ジュニア進出を逃していた佐久本和夢が、今年は堂々関東3位通過で、個人では初の全日本ジュニア出場となった。初出場とはいえ、表現力豊かな演技には観客を惹きこむ力がある。前回大会でも8位、今年度ユースでも23位と着実に力をつけてきたのが、安藤未藍だ。現在のジュニアメンバーの中では、優勝候補の一角とみなしてよいだろう。

 赤星光希は、昨年に続いての出場。昨年は、手具操作でのミスも目立ち、43位に終わっているが、力強く思い切りのいい演技は鮮烈な印象を残した。前回大会で9位、今年度ユースでは19位の吉田和真は、このところの大会ではミスで順位を下げていることが多いが、力を発揮できれば、安藤らと優勝争いをするだけの地力はある。タンブリング、手具操作の能力も高く、表現力も豊かで、今大会でも注目選手であることに間違いない。

 前回大会36位の藤綱峻也は、今年度ユースで46位、角田資祐は今年度ユース48位、山口雅央は、今年度ユース50位だった。高校生と同じ土俵で戦うユースでは、いずれも決勝進出(30位以内)はかなわなかったが、高校生を除けばかなり上位にいた選手たちだ。

 

1 佐久本和夢(君津新体操クラブ)

2 森園 陽(シュテル新体操クラブ)

3 吉村航也(北海道新体操クラブ江別)

4 安藤未藍(NPOぎふ新体操クラブ)

5 赤星光希(水俣市立水俣第一中学校)

6 吉田和真(華舞翔新体操倶楽部)

7 角田資祐(南甲子園体操クラブ)

8 藤綱峻也(東播体操クラブ)

9 山口雅央(滝沢南中学校)

10 藤澤勇希(井原ジュニア新体操クラブ)

11 藤原俊朔(小松島中学校)

 

【B班】

 B班でもっとも注目したいのは、前回大会では7位と、当時の中3を除けば最高位の田中啓介だ。田中は、今年度ユースでも17位で、吉田和真、安藤未藍らとともに決勝進出を果たしている。長身で線の美しい、見映えのする選手でミスを最小限に抑えることができれば、優勝の可能性も十分にある。

 前回大会では39位だが、田中同様、長身でジュニアとは思えぬ味わいのある動きで印象に残ったのが蔵本航輝だ。武藤翼は、前回大会34位だが、団体ともども今年の榛東中学校は非常に力をつけているので、侮れない。タンブリングが強く、演技の実施力も昨年よりかなり上がっていただけに、期待したい。

 B班は、個人では全日本ジュニア初出場の選手が多いが、大西竣介、吉村航也(A班)は、北海道新体操クラブ江別、熊谷圭悟は、昨年準優勝した滝沢南中学校、赤石晃司は滝沢南RG、東本侑也、有田海音は、広島男子新体操クラブ、酒井剛志は東陽中学校の団体メンバーに昨年も名前がある。団体で力をつけつつ、今年は、個人でも全日本に駒を進めてきた彼らは、今年もほとんどが団体選手兼任で、体力的にも厳しいものはあるだろうが、あの代々木第一体育館のフロアを一人占めして踊れることを、思い切り楽しんでほしいと思う。

 
12 大西竣介(北海道新体操クラブ江別)
 
13 熊谷圭悟(滝沢南中学校)
 
14 田中達也(武豊町立武豊中学校)
 
15 鈴木涼雅(半田市立半田中学校)
 
16 蔵本航輝(田中ジュニア新体操教室)
 
 
17 東本侑也(広島ジムフレンズ)
 
18 田中啓介(華舞翔新体操倶楽部)
 
 
19 赤石晃司(滝沢南中学校)
 
20 酒井剛志(東陽中学校)
 
21 有田海音(広島ジムフレンズ)
 
22 武藤 翼(榛東村立榛東中学校)

PHOTO:Ayako SHIMIZU    TEXT:Keiko SHIINA

 

☆全日本ジュニア大会情報☆

【日時】

10月24日 男女個人総合競技前半2種目<9時開場-10時開始>
10月25日 男女個人総合競技後半2種目<9時開場-10時開始>
10月26日 男女団体競技<9時30分開場-10時30分開始>

【場所】  国立代々木競技場第一体育館

【入場券】

当日券発売:各日開場30分前
10月24日(金)開場9時 開演10時(有料、1階指定席 前売り1,200円/当日1,500円)車いす席1,000円
10月25日(土)開場9時 開演10時(有料、1階指定席 前売り1,200円/当日1,500円)車いす席1,000円
10月26日(日)開場9時30分 開演10時30分(有料、1階指定席 前売り1,200円/当日1,500円、2階自由席前売・当日1,000円)車いす席1,000円