2013全日本インカレ女子個人総合結果

2013全日本インカレ女子個人総合結果

 

1位:三上真穂(東京女子体育大学)

男子では1年生の佐能諒一が優勝し、名実ともに「スーパールーキー」となったが、女子でも、1年前に「1年生チャンピオン」が生まれても

おかしくないほどの演技を見せていたのが、三上だった。しかし、1年前のインカレでは、リボンで惜しいミスが出て、あと一歩優勝には

届かなかった。

その三上真穂が、大学2年目の今年、ついに、「チャンピオン」の座を手に入れた。

今大会の三上は、強かった。初日の2種目は、ピボットの終末に少し乱れがあったか? と思うところがあったくらいでほぼ危なげない

ノーミス演技だった。そして、暫定首位で迎えた後半種目。かつてロシアのゴンタコワが使っていたちょっとセクシーでスリリングな曲での

攻撃的なクラブは、なんの躊躇もなくやりきる爽快な演技だったが、ラストの投げがやや大きかった。あわや落下? というところだったが

すばやく反応して、とびつき気味にキャッチして会場を沸かせた。この動物的ともいえる運動能力が、彼女の強みなのだ。

最終種目のリボンでも、その能力はいかんなく発揮された。フロアにすべらせたリボンを足で引き戻し、そのまま足投げする場面だったと思うが、

リボンにたるみができすぎているように見えた。うまく足投げできないのでは? と思う局面だったが、それでもちょっとした調整で

なにごともなかったかのようにちゃんと足投げに成功。その直後でのパンシェターンの終末でも、リボンが一瞬からまりかけたように

見えたが、一瞬のさばきで難を逃れた。

スパン、スパンと気持ちよくリスキーな技を決めていく選手ではあるが、その演技の中には、そういったファインプレイが数多く見られる。

手具や体をコントロールする能力に長けていることは間違いないが、それだけでなく、彼女の最大の武器はその「危機察知能力」ではないかと

今大会で改めて思い知らされた。

インカレに先立って行われた全日本クラブ選手権でも個人3位、クラブ対抗戦でも3位に入っており、イオンカップへの出場も決まっている。

世界の選手と同じ舞台で、ニッポン女子の気合いと根性を見せつけてやってほしい。

フェアリージャパンとは、まったく違う「エネルギッシュでパワフルでテクニカルな演技」。それが、三上真穂の魅力なのだから。

 

2位:山口留奈(流通経済大学)

3位:中澤 歩(日本女子体育大学)

4位:清水花菜(日本女子体育大学)

5位:小木曽沙羅(東京女子体育大学)

6位:矢崎ほの香(日本女子体育大学)

7位:コン・ユン(東京女子体育大学)

8位:進藤みのり(東京女子体育大学)

9位:成松エリナ(国士舘大学)

10位:恒川 愛(東京女子体育大学)

11位:濱口春菜(東京女子体育大学)

12位:足立明穂(日本女子体育大学)

13位:クー・ニーツォン(国士舘大学)

14位:小西夏生(流通経済大学)

15位:河津花絵(東海大学九州)

16位:飯村玲美(国士舘大学)

17位:三沢真希(日本女子体育大学)

18位;新崎さちや(流通経済大学)

 

PHOTO by Norikazu OKAMOTO  TEXT by Keiko SHIINA