日本体操協会が、オンラインで「2025ルール勉強会」開催!
先日の国スポで見た女子の団体は非常にレベルが高く、見入ってしまうような演技が多かったです。
今の高校生たちは、コロナ禍でほとんどのジュニア大会がなくなってしまった2020年に小6~中2でした。
試合どころか、練習さえもかなり制限された時期も長かったはずです。
目指していた試合がなくなってしまった喪失感や、先の見えない不安の中で新体操を離れていった人も少なくなかっただろうこの世代の選手たちが、そこを乗り越えて、ここまでの演技をするようになったのか、と思うと感動もひとしおでした。
が、そんな困難の中で育ってきた選手たちが、ここまでのびた大きな要因は、指導力の飛躍的な向上にあるのではないかと思うのです。
現在、採用されている2021年からのルールに関しては、過去とは比べ物にならないくらい、早い時期から詳細の情報が出回っていました。熱意のある指導者ならば、より早く、より詳しくルールを学ぶことができたはずです。日本体操協会が主催する講習会をただ待つのではなく主体的に学ぶ、そういう姿勢をもった指導者にはとてもいい時代になったと思います。
そして、その環境を生かそうとする指導者は年々増えている、と感じています。2021年ルールの最後のシーズンに、多くのチームがここまで洗練された演技を見せられたのは、ひと昔前に比べたら、指導者が(場合によっては選手自身でも)ルールを学べる機会が多かったからなんじゃないかと思います。
今年はとくに様々な世代で下剋上が見られました。それも、現時点で強いクラブ、実績のある指導者でなくても、アンテナを張り、学ぶ場を求め続けていれば、チャンスはいくらでもある! という今の時代ならではのように思うのです。
いよいよ、来年は2015年ルールに切り替わるが、すでにかなりの情報が入手できます。2021年とは比較にならないくらいに。
そこにきて、体操協会主催の「2025ルール勉強会」がオンライン開催! のニュースが飛び込んできました。
※ ↓ 「2025ルール勉強会(オンライン)」の詳細はこちら。
https://www.jpn-gym.or.jp/rhythmic/course/37867/
申し込み期間が10月3日までと短いので、即決してぜひ受講してください。
ただし、受講には指導者資格あるいは審判資格が必要なので、残念ながら私は受けられないのですが。。。
「新体操は4年ごとにルールが変わって大変」「また勉強しなくちゃいけない」と、ネガティブに受け止めるのではなく、ルール改正は仕切り直しのチャンス! 飛躍のチャンス! だととらえ、積極的に勉強しいち早く攻略する! そんな姿勢をもった指導者がいるチームは間違いなく伸びます。
指導者のみなさん、審判資格をもっているみなさんは、ふるってご参加ください!