「全日本オンライン演技会ONE」、本格始動!~女子の出場者も大歓迎!

10月に開催が予定されていた鹿児島国体が、今年開催を断念というニュースが流れました。

鹿児島県は感染者が少なく、新体操も明日(20日)にはインターハイの代替大会としてメモリアル大会を行うなど、比較的、大会などもできる可能性が高そうに思えたのですが、やはり全国から多くの人が集まってくる国体の開催となると話は別のようです。

今年になって高校選抜が中止になったときは、「まだインターハイがある」と気持ちを切り替え、その後、ユースチャンピオンシップ、インターハイと次々と中止になる中、「せめて国体は」と希望をつないでいた高校生も少なくないと思います。

現状を鑑みれば、「多分、中止かも」という覚悟はできていたかもしれません。

あきらめることに少しは慣れてきていたかもしれません。

でも、きっと、今まで「まだ国体がある」と自分に言い聞かせて、切れないようにしてきたものがプツンと切れてしまった。。。

そんな思いをしている高校生が、たくさんいるんじゃないかと思うと本当に胸が痛みます。

とくに3年生には、「来年頑張ろう」とは言えない。

去年の大会で悔しい思いをしていた人は、今年こそは! と思っていただろうし、

去年の大会では自分には出番がなかった人は、今年こそは絶対に出るんだ! と、そのために努力を重ねてきたと思います。

やっと巡ってきたチャンスだったのに・・・そのやりきれない思いはどこにぶつけることもできず、涙も出ない、ただ大きな喪失感の中に沈みこんでいるとしたら、かける言葉がありません。

 

この先、各自治体での代替大会などは、各県の状況に応じて開催されるとは思います。

もちろん、それは「なにもない」よりはずっとよいし、先週の佐賀県の選手たちも「この大会があって本当によかった。開催してくださった方たちに感謝」と言っていました。その言葉は、本心でしょう。最悪、演技をすることもないまま終わることだってあり得る状況だったのだから、代替大会でも心から喜べると思います。

だけど。

たいていのところが無観客(保護者のみ)での開催です。

インターハイや国体のような大きな大会で満場の観客の前で演技することはもう叶わないにしても、これだけの困難を乗り越えてたどりついた、今年ならではの忘れ得ぬ演技を、せめて少しでも多くの人に見てもらいたい、と思うのではないでしょうか。

佐賀県は、saga plusが動画配信をしてくれていました。が、すべての県がそうではないでしょう。

さらには、代替大会開催の見通しさえまだ立っていない地域もあります。

国体もなくなった今、3年生はこのまま引退を考える人もいるでしょう。

でも、できることならば、最後に多くの人に演技を披露する機会を持てないものでしょうか。

 

先日、男子では「OBカップ」(動画による審査)が行われました。

そして、男子は日本体操協会が「WEB選手権」の開催を承認し、8月にはオンラインで大会が行われる予定です。

また、男子新体操OBが企画・運営する「オンライン演技会ONE」も、7月にvol.0公演が決まりました。

 

「オンライン演技会ONE」では、このvol.0公演を皮切りに、随時オンライン演技会を開催していく予定とのこと。

もともと大会が少ない男子新体操の発表の機会を! とスタートした演技会ですが、いまや男子も女子もない。

そして、高校生だけでなく、ジュニア選手たち、また個人競技の選手も発表の場、目標を失いつつあります。

オンライン演技会ONEでは、性別、年齢、団体、個人問わず出場者を募集しています。第1回は、おそらく8月には開催されそうです。

最後の望みだった国体の年内開催はないと決まって、今、途方にくれている選手、チームがいるならば、ぜひオンライン演技会への参加も検討してみませんか。

この先、以前と同じように全国から選手が集まっての大会ができるようになるのかどうかさえも、わかりません。

オンライン大会という新しい形は、この先、根付いていく可能性が高いと思います。

やったことないので、不安もあるでしょうし、勝手がわからないかもしれませんが、まずは、7月12日((日)に行われるvol.1をぜひ視聴してみてください。

そして、これならやってみたい、できそう! と感じたならば、ぜひ参加を検討してください。

 

今までにはなかった形の演技会ではあります。

が、従来通りの大会よりもより遠くの人にも(海外でも!)見てもらえる可能性もあり、より多くの人にも見てもらえます。

「大会見にきて」と気軽には誘えなかったお友達や親戚を誘うこともできます。

 

今年は、「なにもかもなくなった」と感じている人が多いと思います。

が、もしかしたら「あの年、私たちから始まった」といえる歴史を作れるチャンスなのかもしれません。

あるかどうかわからない大会の開催を期待するのではなく、できることにチャレンジしてみませんか?

「オンライン演技会ONE」の公式サイトはこちら   ⇒ https://www.siro-a.com/one

エントリー方法なども掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

TEXT:Keiko SHIINA