東女体大、iRo とりどりに咲け!~第47回新体操発表会に向けて

今年は9月2日(日)と例年に比べかなり早い時期の開催となった東京女子体育大学の発表会。

久々の日曜開催、それも東女にとっては地元である立川市のアリーナ立川立飛での開催とあって、すでにチケットは完売という人気ぶりだ。

その多くの期待に応えるべく、記録的猛暑となったこの夏、東女の新体操部員たちは、連日、発表会に向けて猛練習を行っている。

いつもより暑い夏。

いつもより早い発表会。

7月22日に取材に行ったとき、すでに待ったなしの追い込みに入っているその練習は、まさに熱気あふれるものだった。

 

キャプテンの瀬野秋月さんに、今年の発表会の見どころや発表会に向けての思い、今年の特徴などを訊くことができた。

「例年にくらべると部員がやや少ない(68名)のですが、活気はあります。

明るく、元気よく、かっこよく。試合や発表会などで一丸となる団結力を発表会でも感じて頂けたら嬉しいです。

 

今年の発表会のテーマは【iRo】。

テーマを決めるのにたくさん悩みましたが「色」ならば、例えば赤なら情熱、青なら切なさや悲しさなど、感情を表現するのにわかりやすいのではないかと考えました。

また、練習を積んでいくうちに、赤でも情熱のほかに怒りなどの感情もあると思うので、色を重ねていこう、どんどん表情にも【iRo】を出していこう、と。

下級生のときにはやることがたくさんありすぎて先輩方についていくことだけでも必死でした。

4年生になって一番力がついたと思うのは忍耐力で、この先社会にでてもきっと頑張れるだろう、と自信をもって言えます。

自分がキャプテンになるとは思ってはおらず、今でも信じられない思いでいます。

下級生の頃は4年生は自由でいいな、などと思うこともありましたが、いざ自分がその立場になってみると4年生が一番大変で、自分のこともやらねばなりませんが下級生のことも考えていかねばならず、もちろん発表会も4年が主体となって引っ張っていかねばならないので責任の重さを感じています。

今年の4年生は相手のことを思いやることのできる優しさのある学年だと思います。

ただその反面、周りからみればやさしいというかゆるい、と思われる部分もあるかもしれませんがそうではなく、下級生も含み部員全員がうまく意見を出し合い、協力し合ってできているチームだと思います。」

今年の発表会は、大盛況になりそうですね、と水を向けてみると、

「発表会のチケットが即日完売したのも、日曜日に開催するのも(自分の在籍しているこの4年間で)初めてのことで、また、チケット完売に伴い《特別鑑賞会》を当日本番前に開催することになったのも初めてです。

たくさんの方に見に来ていただけることはとても嬉しいと思うと同時に頑張らねばならないと気を引き締めています。」

と嬉しそうな笑顔を見せたが、同時に責任の重さを感じていることも見てとれた。

「発表会は先生方にお願いする部分もありますが、振り付けや曲、衣装や小道具、チケットの手配やポスターのデザインなども 学生がみんなで考えて創り上げるのですが、今年は例年にはない「色」を出すために、ポスターもいままでなかったようなものにしました。

例年ですと昨年度の発表会の写真から選ぶことが多いのですが、今年は学生のアイデアで、4年の新井小夏をモデルに、海で撮影した写真を使って爽やかなイメージのポスターに仕上げました。

また、こうした私たちの活動をたくさんの方に知っていただきたくて、新体操部のブログも学生が頑張って更新していますので、ぜひそちらも多くの方に見ていただけると嬉しいです。」

発表会に懸ける情熱には、以前となんら変わりはないが、様々な面で東京女子体育大学も変わり始めている。

先日の東京ジュニア選手権に、個人、団体とも出場していた東京女子体育大学ジュニア・ユースクラブなど、ジュニア育成にも力を入れ、上位40人が進める個人総合決勝に今年は4選手が残り、1人は関東ジュニア進出など、徐々に成果も出始めている。

新体操部のブログ(https://ameblo.jp/twcpe-rg/)での情報発信も怠りなく、大会会場で見る姿だけでなく、新体操部の普段の様子をうかがい知る機会も作っている。これは、在籍する部員たちの保護者や出身クラブの人たちにとってもありがたく、楽しみだろうし、これから新体操を大学でやろうと考えている中高校生やその保護者にとっては有益に違いない。

 

少子化のうえに、新体操部のある大学も増えてきている。

飛躍的に力をつけてきた大学もある。

「ほっといても強い選手はみな東女に集まる。」

もう、そんな時代ではないのだ。

 

新しい東女のあり方は。

これからの未来をどう切り拓くのか。

東京女子体育大学は、まさに今、試行錯誤の最中のように見える。

試行錯誤しているということは、前を向いているということであり、進みを止めていないということだ。

 

即日完売で満席となった今年の発表会は、後で振り返れば、「あそこが分岐点だった」と思うものになりそうな予感がする。

すでにチケットは完売だが、特別鑑賞券のほうはまだ手に入るそうだ。

今年の東女の発表会は、ぜひお見逃しなく!

 

<特別鑑賞券について>受付は、8月24日まで。

日時:9月2日(日)

     開場:10時30分

     開演:11時00分

    特別鑑賞券  1枚1500円

   (全席自由席)

※問い合わせ:ticket.twcpe@gmail.com  (チケット係)

INTERVIEW:Ayako SHIMIZU   PHOTO:Naoyuki ISOZAKI   EDIT:Keiko SHIINA