2015全日本ジュニアに向けて~舞エンジェルスRG

いよいよ今週末(10月9~11日)に第33回全日本ジュニア新体操選手権が開催される。

各ブロック大会の結果や9月に行われた全日本クラブ団体選手権などの結果から、今年の女子団体はかなりハイレベルな激戦が予想される。

その激戦の場に、舞エンジェルスRGが、3年ぶりに戻ってきた。

舞エンジェルスRGといえば、2013年からの現行ルールになる以前から、ステップを多用した踊り感あふれる作品構成と、高い身体能力で実績をあげてきたクラブだ。

しかし、じつはここ2大会連続で、全日本ジュニア出場を逃していた。

今回、出場するメンバーは5人中4人が中3だが、全員が全日本ジュニア初出場だ。

全日本ジュニア直前の10月5日。

舞エンジェルスRGの練習会場を訪ねてみた。

この日は、中学の文化祭の代休ということでたっぷり1日中の練習だった。

平日は練習時間が1日2時間しかとれず、試合が近づくと基礎練習の時間がなかなかとれないというが、この日はバレエやアップにもしっかり時間をとっていた。

それでも、今回は個人兼任の選手がいないため、団体の練習に集中できるだけあって、部分練習から通しをあきることなく繰り返していた。

指導者から注意を受けると、大きな声で「はいっ」と返事をし、通しが終われば、どこを確認するか、自分たちで話し合う。ジュニアとしてはかなり自律的な気持ちのいい練習ぶりに感心したが、それはこのチームの成り立ちと無縁ではない。

 

中3が4人と中2が1人というこのメンバーは、小学生のころからチームを組み、チャイルド団体などもやってきている。難しい年齢もともに育ってきただけに、おそらくぶつかり合い、反発し合った時期もあったかとは思うが、それも乗り越えてきた仲間なのだ。

演技にも、彼女たちの育ってきた年月は如実に表れている。

とにかく一体感がずば抜けているのだ。5人で同じ動きをするところはもちろんのこと、違う動きをしているときでも、彼女たちは同じ呼吸をしている。そのことが伝わってくるのだ。

 

そして、彼女たちは、お互いだけでなく同じクラブの仲間たちにも支えられている。

この日も、通し練習では多少のミスが出ていても、ほかのメンバーの応援を受けながらコールから通しをやるとなると、完全な本番モードに入り、見事なノーミスが出るのだ。

仲間の応援に応えたい

その思いがあるとこんなにも違うのか。

と驚くばかりだった。

 

10月11日には、みんなが長野から応援にかけつけるという。

その仲間たちの前で、きっと彼女たちは、「舞エンジェルス復活!」を印象づける演技を見せてくれるに違いない。

2013年ルール以前、「踊る新体操」では圧倒的なアドバンテージをもっていた舞エンジェルスRG。現行ルールになってからは、どのチームも踊り感が増し、すてきな演技が増え、かつてほどは舞エンと他チームの差はなくなってきた。

それでも。

やはり「舞エンは違う」 そう思わせる演技を、帰ってきた舞エンはきっと見せてくれるだろう。

 

PHOTO & TEXT:Keiko SHIINA