体操ニッポンの未来を育む!

2016年9月3~4日に八王子市エスフォリタアリーナにて行われた「全日本マスターズ体操選手権」と並行して、同会場のサブアリーナでは、地元八王子市の体操少年&少女たちを集めての体操教室が開催された。

この教室、なんとも豪華だった。

塚原直也、大島杏子らオリンピアンが子ども達と直接触れ合っての指導。

さらに、リオ五輪にも帯同していた加藤裕之コーチが、リオ五輪の報告を行ったあと、「息子(加藤凌平選手)に借りてきました」と、無造作にポケットから金メダルを取り出し、参加していた子ども達全員(後では、保護者にまで)、金メダルを触らせるという大サービスまであったのだ。

現在のトップ選手の下にも数多くの優秀なタレントが控えている日本の体操界だが、現在まだ小学生の子ども達にも、こういった機会が与えられることによって、今まで以上に本気で「オリンピック」や「金メダル」を目指す者も出てくるだろう。

今回獲得した金メダルが、また次の世代にとっては目標となり、夢となる。

こういった次世代育成にも心配りを続けていく姿勢があれば、2020年も、その先も。

「体操ニッポン」はさらに盛り上がりを見せていくに違いない。

 

PHOTO & TEXT:Keiko SHIINA