2015国際ジュニア体操競技大会~男子個人総合TOP3

2015年9月22~23日、横浜文化体育館にて行われた「国際ジュニア体操競技大会」は、1日目に個人総合が行われ、男子個人総合では、日本代表の中川将径(習志野高校体操クラブ)が優勝、北村郁弥(大泉スワロー体育クラブ)が2位に入った。国際大会では、各国2名までしか表彰対象にならないが、谷川翔(市立船橋高校体操クラブ)が3位、湯浅賢哉(市立船橋高校体操クラブ)が4位にあたる得点をあげ、日本の強さを見せつけた。

優勝した中川は、今年の高校総体では個人総合23位と本人も不本意だろう成績だったが、全日本ジュニアでは個人総合8位と雪辱。さらに、今大会では6種目をミスなくまとめ、優勝という昇り調子のシーズンとなった。

力を出し切れば国際大会で優勝もできる力をもった選手が国内の大会で23位に沈むこともあるという、日本の男子体操の層の厚さにはおそれいるばかりだ。

なお、前回(2013)の国際ジュニアでは、中川とは同じ高校の先輩である萱和磨(現・順天堂大学)が優勝している。萱は、今年の世界選手権代表に入る活躍を見せている。萱が優勝したゲンのいい大会での優勝をステップに、中川のさらなる飛躍を期待したい。

 

優勝:中川将径(習志野高校体操クラブ)

 

2位:北村郁弥(大泉スワロー体育クラブ)

3位:キャメロン・ボックス(アメリカ)

PHOTO:Masayoshi SUEMATSU       TEXT:Keiko SHIINA