ユニバーシアード、体操は過去最高数のメダルを獲得!

7日16時より行われた種目別決勝(後半種目)でも日本の勢いは衰えることがなかった。

男子平行棒では、神本雄也が、優勝したVERNIAIEV Oleg選手(ウクライナ)に0.1差という僅差で銀メダル獲得。

平行棒2位:神本雄也(15.900)

さらに、吉岡知紘もEスコア(実施点)では、出場選手中トップの9.200をマークする美しい演技で銅メダルに輝いた。

 

最終種目の鉄棒では、野々村笙吾が、銀メダル獲得。この演技も、E得点は8.700と他の選手を大きく上回るクリーンな演技だった。

鉄棒2位:野々村笙吾(15.100)

神本は、鉄棒でも3位に食い込み、男子体操は種目別でじつに、金1(早坂ゆか)、銀3(早坂あん馬、神本平行棒、野々村鉄棒)、銅3(野々村ゆか、吉岡平行棒、神本鉄棒)とメダルを量産した。

 

美濃部ゆう、2011年に続き、ユニバ平均台で金メダルを獲得!

一方、女子でも、平均台で美濃部ゆうが、14.000と2位の選手に0.3近い差をつける貫録の演技で金メダルを獲得。美濃部は、これで2011年大会に続いて、ユニバーシアードの平均台で2つ目の金メダル獲得となった。

平均台優勝:美濃部ゆう(14.000)

ゆかには、寺本明日香、笹田夏実が出場したが、寺本4位、笹田5位と惜しくもメダルには届かなかった。しかし、脚力の強い外国人選手に比べると弱いと言われていたゆかで2人が決勝進出し、健闘したことは女子体操にとっては、明るい材料と言えるだろう。

 

日本の体操の強さを見せつけたユニバーシアードが終わり、次は、7月31日からの第6回アジア選手権が控えている。

女子の寺本、笹田、湯元はユニバーシアードからの連戦となるが、今大会で得た手ごたえと自信が、アジア選手権によい影響を与えることを期待したい。

 

大会も終盤にさしかかったユニバーシアード。11日からはいよいよ新体操が登場!

体操陣の活躍に刺激と勇気をもらって、新体操にも活躍を期待したい。

 

PHOTO:Yuki SUENAGA/Keiko SHIINA(神本)     TEXT:Keiko SHIINA ※写真は国内大会のものです。