田中理恵、初の舞台出演!~サムライ・ロック・オーケストラ「黒の王の力」

2014年6月5日、日本青年館大ホールにて行われたサムライ・ロック・オーケストラ2014東京公演「黒の王の力~サードセッション」に、ロンドン五輪日本代表選手だった田中理恵(日本体育大学児童スポーツ教育学部助教)がゲスト出演した。

 

田中は、作品冒頭からアンサンブルにも参加。現役時代、2010年の世界選手権で「ロンジンエレガンス賞」を受賞した美しい動きと、輝く笑顔は健在で、舞台でもひときわ光を放った。

公演の終盤では、平均台を使った演技も披露。終了後のインタビューでは、「平均台で演技したのは1年半ぶり」と明かし、「オリンピックより緊張すると、言っていた」と主宰の池谷直樹から暴露されていた。

「体操競技は、個人のペースでやれるが、今日のような舞台は、みんなでひとつの物語をつくっているので、迷惑かけられないという緊張がすごかった。」

という田中は、「現役のときなら遊びでやっていたようなバク転でもすごく緊張してやってましたよ。」と池谷から冷やかされた。

しかし、本番では見事にノーミスで、会場を沸かせ、舞台度胸は満点。

「舞台に立つと、現役時代の感覚を思い出して、その緊張感やドキドキ感も楽しかった。

私は、やはり体操が大好きなので、こんなチャンスはなかなかないと思って、出演させてもらいましたが、みなさんの前で演技できたことは嬉しかったです。」

と田中が言うと、池谷が、

「うちの公演には、ヒマなときはいつでも出てくれていい。」と熱烈オファー。

「今日は、みんなの前で平均台ができてよかったです。今年はいろんなことにチャレンジしたいと思っているので、また機会があればぜひ。」

と田中は笑顔で答えた。

※サムライ・ロック・オーケストラは、体操、新体操、トランポリン、バトントワリングなどを経験してきたアスリート集団。観客の度肝をぬく、アクロバティックなパフォーマンスと、ロックバイオリンが融合するステージは、見ごたえ十分だ。

「黒の王の力」は、本日(6月6日)の東京公演(18時30分開場/19時開演)のあと、7月10日(木)の静岡公演、7月19日(土)の沖縄公演、7月24日(木)の群馬公演、9月23日(火・祝)の埼玉公演を予定している。詳細は、http://samurai-rock-orchestra.com/で。

 

PHOTO:Naoto AKASAKA / Ayako SHIMIZU    TEXT:Keiko SHIINA