第13回アジアジュニア体操競技選手権大会~ジュニア女子の健闘

2014年4月10~13日において、タシケント(ウズベキスタン)で行われた「第13回アジアジュニア体操競技選手権大会」で、日本チームは、男女とも団体優勝。個人総合や種目別でも多くのメダル獲得という、すばらしい活躍を見せた。

 

年末から3月にかけての海外で数多くの大会に日本は選手団を派遣しており、どの大会でも活躍めざましいが、表彰台常連の男子はもちろん、今大会では女子の健闘が目立った。

日本女子チームは、杉原愛子(羽衣体操クラブ)、土橋ココ(レジックスポーツ)、宮川紗江(セインツ体操クラブ)、安井若菜(玉川体操クラブ)、籾山優佳(セインツ体操クラブ)の5名で、団体では、総得点164.050で優勝。2位の中国とは0.25差という接戦を制しての快挙だった。

また、チームとしての種目別得点(5人のうち4名が演技し、得点の高いほうから3名の得点を合計)を見てみると、従来日本女子が苦手としていた跳馬とゆかで、1位となっており、これも明るい材料と思える。

4種目に出場した杉原、宮川、土橋は、それぞれ個人総合でも2位、3位、5位に入賞。また、跳馬と段違い平行棒のみに出場した安井若菜、平均台とゆかのみに出場した籾山優佳は、それぞれ出場種目で高得点をマークし、おおいに団体優勝に貢献し、「チームJAPAN」としての力を示した。

今回のアジアジュニア選手権に出場した5選手は、5月9~11日に代々木第一体育館にて行われる「第68回全日本体操個人総合選手権」にも出場が予定されている。かつての低迷期を抜けて、レベルアップ著しい日本の女子選手たちにも、ぜひ注目してもらいたい。

 

【第13回アジアジュニア体操競技選手権大会】

●団体/優勝:日本(杉原愛子・土橋ココ・宮川紗江・安井若菜・籾山優佳)

●個人総合/2位:杉原愛子、3位:宮川紗江、5位:土橋ココ

  <杉原愛子>

●種目別/跳馬優勝:宮川紗江、3位:土橋ココ

 <土橋ココ>

     段違い平行棒3位:杉原愛子、4位:安井若菜

 <安井若菜>

     平均台3位:籾山優佳、6位:土橋ココ

 <籾山優佳>

     ゆか優勝:宮川紗江、5位:杉原愛子

 <宮川紗江>

 

TEXT by Keiko SHIINA   PHOTO by Yoshinori SAKAKIBARA / Tatsuya OTSUKA

(写真は、2013年度の国内大会にて撮影したものです。)